【府中牝馬S】差しに転じてノボリティアーナが重賞初V!

10月17日(土)、4回東京4日目11Rで第63回府中牝馬S(G2)(芝1800m)が行なわれ、C.ルメール騎手騎乗の11番人気・ノボリディアーナ(牝5、栗東・松永昌厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:46.3(稍重)。

2着には1馬身1/4差で1番人気・スマートレイアー(牝5、栗東・大久龍厩舎)、3着にはアタマ差で5番人気・カフェブリリアント(牝5、美浦・堀厩舎)が続いて入線した。

イリュミナンスが出遅れて最後方から。内から押してケイアイエレガントがハナを主張すると、レッドリヴェールは一旦番手に構えるが少し位置を下げる。フレイムコード、メイショウマンボと続き、その外に出負けしたミナレットがこの位置。1番人気スマートレイアーは中団やや後方、カフェブリリアントが後方4番手、そのすぐ後ろにノボリティアーナでレースは流れる。ミナレットがゆっくりとポジションをあげるも、先頭はケイアイエレガントのまま直線へ。
番手につけたフレイムコードが先頭のケイアイエレガントを追撃するも届かず、更に2列目の馬との差も縮まらずで、そのまま逃げ切りかに思えたが、残り100mを切ったところで一気に後続が押し寄せ、馬群の真ん中から鋭い脚を見せたノボリティアーナが抜け出し重賞初制覇。内めから追撃したスマートレイアーが2着に入った。

勝ったノボリティアーナは3歳春にオープンの白百合Sを勝ち、その後は秋華賞など果敢に重賞へ挑戦するも結果を残すことが出来ず、今回6度目の重賞挑戦で念願の栄冠に輝いた。鞍上のC.ルメール騎手は2006年に短期免許で来日した際、13番人気・単勝53.3倍のガンメタルブラックで勝って以来、JRA所属となっては初の2桁人気馬による勝利となった。
馬主は原田豊氏、生産者は千歳市の社台ファーム。馬名の意味由来は「冠名+ローマ神話の狩りの女神」。

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ノボリディアーナ
(牝5、栗東・松永昌厩舎)
父:フレンチデピュティ
母:スターリーロマンス
母父:サンデーサイレンス
通算成績:21戦6勝
重賞成績:
15年府中牝馬S(G2)

ノボリディアーナ

ノボリディアーナ

ノボリディアーナ

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