【菊花賞】1週前レッドソロモン「うちのが逃げてもいい」

15日、菊花賞(G1)の1週前追い切りが栗東トレセンにて行われた。前走、神戸新聞杯6着のレッドソロモン(牡3、栗東・庄野厩舎)は助手を背に坂路で併せ馬での調整。古馬500万のグランシュクレを0.5秒追いかけ、0.1秒届かずといった内容。タイムは4F54.5-39.3-25.3-12.5秒をマークした。

1週前追い切りを終え庄野調教師は「前走はちょっと他馬のペースに合わせすぎたね。瞬発力勝負では分が悪い馬だし、あのペースでは苦しい。途中からでも動いてもらいたかった。菊花賞はどうせ遅くなるだろうし、前走ぐらいのペースだったらうちのが逃げてもいい。ま、臨機応変に途中からでも動くぐらいの気持ちで乗ってもらうよ」と早くも逃げ宣言と思えるコメント。

春に連勝後はじっくりと体を造りこまれ、16キロの馬体増にも成功。更に力をつけただけあって、挑戦者としては注意が必要な1頭と言える。キタサンブラックとともにレースを引っ張ることが想定されるだけに、そのレースぶりに期待したい。