【京王杯2歳S】早めの輸送で万全の態勢ヒルダ「条件はピッタリ」

4日、日曜東京11レース・京王杯2歳S(G2)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

前走、カンナS4着のヒルダ(牝2、美浦・黒岩厩舎)は、助手を背に南ウッドチップコースで追われ、4F55.0-40.5-13.6秒をマークした。

【黒岩陽一調教師のコメント】
「前走は久々ということもありましたし、滞在競馬の頃と比べてレース当日の気持ちの高ぶりがありました。その分、ゲートがああいう感じになりましたね。レース後は短期放牧を挟みましたが、良い意味でガス抜きが出来たと思います。この中間は、先週の1週前追い切りと週末にしっかりやれました。

落ち着いてレースに臨めるかどうかが課題になるので、今日の追い切りは単走でやりました。体のダメージも少ないですし、馬に落ち着きがあります。落ち着いてレースに臨めるように、木曜に早目に競馬場へ輸送する予定です。最後までしっかり脚を使えるので、東京1400という条件はピッタリです。巻き返したいですね」

ヒルダ


前走、2歳未勝利(10/18・東京・芝1400)1着のフジマサアクトレス(牝2、美浦・菊川厩舎)は、助手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F67.8-52.2-38.6-12.9秒をマークした。

【菊川正達調教師のコメント】
「小柄な牝馬でもう体は出来ていますし、今日の稽古はサラッとやりました。変わらず順調ですし、態勢は整っています。根性がありますし、良いものを持っていますよ」

フジマサアクトレス


前走、2歳新馬(10/17・東京・芝1400)1着のモーゼス(牡2、美浦・大江原厩舎)は、大江原圭騎手を背に(レースでは柴田善臣騎手が騎乗予定)坂路コースで追われ、4F54.8-40.6-26.6-12.9秒をマークした。

【大江原哲調教師のコメント】
「今日の追い切りも良い時計で動けていますし、真面目に走っていました。ジョッキーが乗るとウルさい面を見せますが、助手が乗っていると大人しいですよ。トレセンの中でも、場所をわきまえて大人しい面を見せています。ウォータートレッドミルでは大きい足音で動けていますし、機械が壊れてしまうくらい力強い動きを見せています。前走と同じ舞台なので、ここを使いたいと思っていました。現状では馬が興奮しやすいので短い距離を使っていますが、スタミナはあると思っていますしこれからは距離を延ばしていく予定です」