【北海道2歳優駿】地元のタイニーダンサーが中央勢を撃破

11月5日(木)に門別競馬場で行われた交流重賞・第42回 北海道2歳優駿(Jpn3)(2歳 定量 1着賞金:2000万円 ダート1800m)は、桑村真明騎手騎乗の5番人気・タイニーダンサー(牝2、北海道・角川秀厩舎)が優勝。勝ちタイムは1.55.7(稍重)。

2着はクビ差で8番人気・スティールキング(牡2、北海道・角川秀厩舎)、3着は2馬身差で1番人気・エネスク(牡2、美浦・和田雄厩舎)が続いて入線している。

今回逃げの手に出たタイニーダンサーがハナを主張。タービランス、スティールキング、外からスッとポジションを押し上げるエネスク、その後ろにナンヨーファミユ、キョウエイギアという展開。向正面でエネスクがハナに立つと最終コーナーへ。
直線に入りエネスク、スティールキング、キョウエイギアの3頭が前を争う中、すぐ後ろでタイニーダンサーが追い出しのタイミングを待つ。先に抜け出したのはスティールキングで中央勢の2頭は脚が鈍りだし、替わってタイニーダンサーが先頭を追う。そこからは鋭い脚で先頭を捕らえ優勝。2着はそのまま同じ北海道所属のスティールキングが確保した。

勝ったタイニーダンサーは北海道所属ながら、函館2歳Sに挑戦し4着と好走。前走、エーデルワイス賞で交流重賞を制しており、今回で3連勝。管理する角川秀樹厩舎はワンツーフィニッシュを決めた。この勝利でタイニーダンサーには12月16日(水)に行なわれる全日本2歳優駿の優先出走権が与えられた。

馬主は(有)グランド牧場、生産者はグランド牧場、馬名の意味由来は「曲名」。

【桑村真明騎手のコメント】
「最高に嬉しいです。グランドさんの所有馬であるフェスティバル以来のエーデルワイス賞と北海道優駿の制覇ということで、それに続くことが出来て嬉しいです。初めての1800mということでどうなるか分からないので、不安の方が大きかったですね

この馬は窮屈な走りをさせてしまうと終いが使えない馬なので、ハミを抜く為にも一度先頭に立ちました。エネスクが先頭に立ちましたけど、それに続いて行くよりも、その馬の後ろに付けて、また息を入れる形を選びました。いつでも動ける手応えで前がやりあっていたので、その外に出してまた伸びてくれることを信じて追ってました。前が塞がりかけましたけど、そこまで窮屈ではありませんでした。力強い走りで気持ちよかったです

この馬のリズムで走れた時の末脚の良さは強みだと思います。まだまだこの馬の快進撃は続くと思うので、楽しみです。このタイニーダンサーは別の舞台でも活躍してくれると思うので、これからも応援よろしくお願いします」

タイニーダンサー
(牝2、北海道・角川秀厩舎)
父:サウスヴィグラス
母:キハク
母父:アサティス
通算成績:8戦5勝
重賞勝利:
15年北海道2歳優駿(Jpn3)
15年エーデルワイス賞(Jpn3)

タイニーダンサー

タイニーダンサー

タイニーダンサー


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