【マイルCS】マイルG1春秋制覇を狙うモーリスら23頭が登録

11月22日(日)、5回京都6日目に行われる第32回 マイルCS(G1)(3歳上・国際 指定 定量 芝1600m)の特別登録馬23頭が発表された。

早くから素質の高さを評価されながら、昨年までは勝ち切れないレースが続き、四苦八苦していたモーリス。だが今年に入り、東の名門・堀宣行厩舎へ転厩したのをキッカケに、破竹の勢いで条件クラスを突破し、G3ダービー卿CTを制覇。続く安田記念も勝利し、一気にマイル界の頂点に立った。秋は王者として他馬を迎えることになるが、プレッシャーを受ける中、果たしてG1を連勝することはできるだろうか。

昨年の覇者ダノンシャークは、その後やや物足りない成績が続いていたが、前走の毎日王冠では開幕週の先行有利の馬場の中、追い込んで4着と復調気配を感じさせた。過去マイルCSを連覇した馬はニホンピロウイナー、ダイタクヘリオス、タイキシャトル、デュランダル、ダイワメジャーという一時代を築いた個性派の面々。ダノンシャークがそれら名馬たちに肩を並べることができるのか注目だ。

去年の2着馬フィエロは今年の安田記念を4着、前哨戦のスワンSを2着と、安定した末脚を繰り出すも勝ち切れないレースが続く。未だにG1どころか重賞未勝利であるが、重賞初勝利をG1の大舞台で果たすことができるか。
スワンSでそのフィエロを破った3歳牝馬アルビアーノは、まだ底らしい底を見せていない。前走は中団から差す競馬でスケールアップした姿を見せており、勢いのあるこの馬のGⅠ制覇もあり得るだろう。

天皇賞(秋)3着からマイルCSに駒を進める昨年の皐月賞馬イスラボニータ。マイル戦は2年前の新潟2歳S以来だが、父の産駒はマイル戦で多く活躍し、母も現役時代はマイル戦で活躍していたように1600mは問題なく、むしろ血統的に2000mからの距離短縮は歓迎材料。久々の戴冠を期待できる。

他にもG1・2勝の実力馬ロゴタイプ、マイルが最適距離と思われる今年の桜花賞馬レッツゴードンキ、逆転を狙う今年の安田記念2着馬ヴァンセンヌらが出走を表明。G1ホースが9頭と豪華なメンバーが揃った淀のマイルG1を制するのはどの馬か。登録馬は以下の通り。

【優先出走権獲得馬】
アルビアーノ 54 柴山

【以下、収得賞金順】
リアルインパクト 57 ボウマン
ダノンシャーク 57 岩田
モーリス 57 ムーア
レッツゴードンキ 54 戸崎
イスラボニータ 57 蛯名

ヴァンセンヌ 57 川田
クラリティスカイ 56 横山典
レッドアリオン 57 川須
ケイアイエレガント 55 吉田豊
ダイワマッジョーレ 57 武豊

フィエロ 57 M.デムーロ
カレンブラックヒル 57 秋山
レッドリヴェール 55 アッゼニ
ロゴタイプ 57 浜中
トーセンスターダム 57 武幸

サトノアラジン 57 C.ルメール
アルマワイオリ 56 勝浦

【以下、除外対象馬】
サンライズメジャー 57 池添
ヤマカツエース 56
テイエムタイホー 57 松田
ミッキーオリビエ 56
グァンチャーレ 56 ○○

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