トピックスTopics
ディープインパクト産駒が上位独占、キャンディバローズが決める!
2015/11/10(火)
15年11月7日(土)5回京都1日目11R 第20回ファンタジーS(G3)(芝外1400m)
キャンディバローズ
(牝2、栗東・矢作厩舎)
父:ディープインパクト
母:アフレタータ
母父:タイキシャトル
ファンタジーSの結果・払戻金はコチラ⇒
メジェルダが単騎逃げを打つ。前半3ハロンを35.4とかなり遅い流れを造る。その3番手、前に馬を置く形で納まったのがキャンディバローズ。内ラチをついて伸びる1番人気ブランボヌール。大外を差してくるワントゥワン。しかし前へ行った2頭が強かった。メイショウスイヅキが差してはきても、前の5頭にも追いつき様もない6着。完全に先行馬ペースで折り合ったディープインパクト産駒の競馬であった…。
PVを何度も観て気が付くのが、ルメールJの好騎乗であろう。まずスタートを決めた。そこからジワっと内へ入って行く。そして前にいる浜中Jのタガノヴィアレーの真後ろとなる。これで折り合いもピッタリで距離のロスもない。前に行った馬ばかりが電光掲示板に乗る。5頭のうち4頭がそうであ。ただ1頭だけ後ろから外を追いこんできたのが、ワントゥワン。メンバー最速の上がり33.1を使って来ても届かないのである。メジェルダの単騎逃げとなったものだが、前半3Fを35.4とこれ以上は遅くできない絶妙のペースで逃げる四位J。函館2歳Sとか見ていると行きたがる馬のイメージだった。ここまで折り合って先行させていくとは思えなかったのも事実。
直線で最内を突くブランボヌール。しかし前にいるメジェルダが抜かせない。僅かに外のキャンディバローズに頭差屈したけれども、立派のひと言だ。それにしてもメイショウスイヅキは脚質からも、外々を廻らるを得ない流れ。前の5頭に追いつかない脚色であった。
上位4頭が全てディープインパクト産駒。そして上位3頭が函館と札幌の北海道シリーズで走った組である。勝ったキャンディバローズは、札幌の1500芝をレコードで勝った馬。決め手があるのは知っていたが、ここまで強い競馬で勝つとは。やっぱり『北組は強し!』の思いであった。
平林雅芳 (ひらばやし まさよし)
競馬専門紙『ホースニュース馬』にて競馬記者として30年余り活躍。フリーに転身してから、さらにその情報網を拡大し、関西ジョッキーとの間には、他と一線を画す強力なネットワークを築いている。
関連記事
- すべて
- 攻略レポート
- レース
- トピックス
- インタビュー
- 2024/12/22(日) 【有馬記念】輝いた復活の末脚!戸崎騎手&3歳牝馬レガレイラが優勝!
- 2024/12/22(日) 【ホープフルS】出走馬格付けバトル!圧倒的な総合1位に輝いた来年の主役候補とは
- 2024/12/21(土) 【阪神カップ】ビッグタイトルへ好発進!ナムラクレアが重賞5勝目を挙げる
- 2024/12/21(土) 【中山大障害】返り咲いた大輪!ニシノデイジーが2年ぶり2度目V
- 2024/12/22(日) 【有馬記念】元ジョッキーの注目は伏兵!G1未勝利でも能力はヒケを取らない!?
- 2024/12/21(土) 【有馬記念】逃げ候補は横山典弘ダノンデサイル!「絶好ポジション」から抜け出す逆転候補
- 2024/12/21(土) 【有馬記念】3年前は伏兵ズバリ!「世相」を表すグランプリで超ド級の爆穴馬が浮上
- 2024/12/20(金) 明日は中山大障害!!【高田潤コラム】