トピックスTopics
【5回京都】ディライトクライ…小平奈由木の注目新馬レポート
2015/11/10(火)
ディライトクライ(牡2、栗東・今野厩舎)
父:ハーツクライ
母:ベルベットローブ
母父:Gone West
有馬記念やドバイシーマクラシックを制したハーツクライが父。昨年はディープインパクト、キングカメハメハに続くリーディングの3位に躍進した。初年度産駒よりウインバリアシオン(日経賞、青葉賞)など、6頭のタイトルホルダーが登場したのを皮切りに、2世代目のジャスタウェイ(天皇賞・秋、ドバイデューティーフリー、安田記念)が驚異的な成長力でG1を立て続けに奪取。現4歳のワンアンドオンリー(ダービー)、ヌーヴォレコルト(オークス)がクラシックの栄光を勝ち取ったにの続き、3歳でもベルラップ(京都2歳S)らが存在感を示している。優秀な繁殖を集めているだけに、この世代からも目が離せない。
母ベルベットローブ(その父ゴーンウエスト)は、米G1・フロリダダービーを制したハイフライの半姉にあたり、ダートで3勝を挙げた。同馬の半兄に北海道スプリントCを制したアドマイヤサガス(現7勝)、チェスナットバロン(現4勝)、ローブデソワ(4勝)らがいる。シルクホースクラブにラインナップ。募集総額は4500万円だった。
ノーザンファーム早来にて順調にペースアップ。6月12日、栗東に入厩した。7月16日にゲート試験をパスしたが、体質がしっかりするのは先と見て、いったん北海度に戻って態勢を整え直す。9月23日の帰厩後も段階を踏んで負荷を強め、着実に進歩してきた。追って味があり、長く脚が持続。併せ馬では旺盛な闘争心も示している。
11月14日(土)、京都のダート1800mでデビュー。岩田康誠騎手が手綱を取る。
小平 奈由木(こだいら なゆき)
早稲田大学日本語研究教育センターに勤務した後、競馬関係に進む。競馬専門紙「1馬」の記者、法人馬主「サラブレッドクラブラフィアン」のレーシングマネージャーなどを経て、現在はフリーランス。業界のキャリアは 20年近くになり、生産・育成現場からトレセンまで精通。
月刊誌「競馬最強の法則」の人気コーナー「トレセン最前線」をはじめ、幅広い知識を生かしたエッセーが評判 になっている。
関連記事
- すべて
- 攻略レポート
- レース
- トピックス
- インタビュー
- 2025/8/15(金) なんか最近微妙にメディアの露出が多い気がしますが…【高田潤コラム】
- 2025/8/15(金) さあイギリスへ!ダノンデサイルとインターナショナルSへ!【戸崎圭太コラム】
- 2025/8/16(土) 【札幌記念】北の大一番に異変あり!混戦模様の「スーパーG2」で浮上した勢いMAXの1頭
- 2025/8/16(土) 【札幌記念】昨年は1~3着独占!「スーパーG2好走条件」に合致した前走惨敗の逆襲ホース
- 2025/8/15(金) 【札幌記念】今年は1頭だけ! 「G1馬ステレンボッシュ」は本当に買えるのか
- 2025/8/15(金) 渾身のガッツポーズ!相棒スリールミニョンと掴んだ勝利を完全プレイバック!【永島まなみ騎手コラム】
- 2025/8/14(木) 【北海道スプリントC】電光石火の走り!ヤマニンチェルキが快速飛ばし重賞初V!
- 2025/8/14(木) グラスワンダーが背中を押してくれました【柴田大知コラム】