トピックスTopics
年齢は一切関係なし! 9歳馬マルカフリートの豪脚炸裂…霜月S
2015/11/22(日)
11月22日(日)、5回東京6日目11Rで霜月S(ダ1400m)が行なわれ、石橋脩騎手騎乗の11番人気・マルカフリート(牡9、栗東・浜田厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:23.2(良)。22着には1馬身1/4差で1番人気・グレイスフルリープ(牡5、栗東・橋口弘厩舎)、3着にはクビ差で13番人気・ピンポン(牡5、栗東・田中章厩舎)が続いて入線した。
揃ったスタートを切る16頭。まず押して先頭を主張したのは内枠のエーシントップ。外から押してカジキが追いかける。シンキングマシーン、カチューシャと続き、その外に1番人気のグレイスフルリープ。中団やや後ろの内目にピンポンが位置し、最後方はマルカフリートでレースは進む。コーナー手前では5馬身程差を付けていたエーシントップのリードもなくなり直線へ。
サクラレグナムと持ったままの手応えでグレイスフルリープが先頭に立ち叩き合い。手応えの違いからグレイスフルリープが抜け出すも後続の鋭い脚が伸びてくる。内で脚を溜めたピンポンが隙間を縫って伸ばしてくると、大外から直線一気の勝負に出たマルカフリートも他は違う脚を伸ばしてくる。先頭のグレイスフルリープはそのまま押しきれるかに思えたが、外のマルカフリートの末脚がそれを上回り1年9ヶ月ぶりの勝利を飾った。
勝ったマルカフリートは3ヶ月の休み明けで、2歳から8年連続の勝利。御年9歳を迎えるが、度々重賞にも挑戦して第一線のメンバーとも戦ってきただけに経験値は随一。それを生かした会心の勝利で、改めて重賞挑戦にも期待が掛かる。
馬主は日下部猛氏、生産者は千歳市の社台ファーム。馬名の意味由来は「冠名+父名より」。
1着 マルカフリート(石橋脩騎手)
「この馬の末脚を信じ、じっくり乗りました。もう9歳馬ですし、あまり小細工する必要もありません。レースも流れてくれましたしね。イメージどおりの伸びでした。厩舎の方の熱意が、馬に伝わったんだと思います」
2着 グレイスフルリープ(内田博騎手)
「馬がぐんぐんいっていたし、オーバーペースには感じなかった。でも、展開に泣いたね。もう少し待てていれば。抜け出すのが早かった。でも、走るよ。能力は示している」
3着 ピンポン(伊藤工騎手)
「この馬のかたちで、うまくレースかできました。最後にいい脚を使えましたよ」
4着 ヒラボクプリンス(三浦騎手)
「乗りやすい馬。休み明けで肌艶が本物でなかった。まだ緩いのに、上手な競馬ができた。オープンでも十分に通用する器だよ」
5着 キクノストーム(今野忠成騎手)
「流れていたとはいっても、後ろから差されるイメージはなかったのですが。リラックスして運べましたよ。でも、結果的にもっと脚をためるべきでしたね」
6着 チャーリーブレイヴ(田辺騎手)
「歩様は良くなっています。でも、まだやる気がないですね。もっと走れる馬ですよ」」
7着 サクラレグナム(丸山騎手)
「ラスト1ハロンで止まりました。流れも速かったですね。オープン馬相手なら、1400mより1200mのほうがいいでしょう」
8着 ネオザウイナー(柴田大騎手)
「軽ハンデでしたし、もっと走れると思ったのに。道中の感触はすごく良かったですよ。でも、伸びそうで伸びなかったですね」
10着 カチューシャ(石川騎手)
「テンから出していったせいなのでしょうか。脚はありそうだったのに、スピードが長く持続しなかったですね」
11着 カジキ(小牧騎手)
「道中はハミが抜け過ぎるくらい抜けて、最高に乗れたんやけどね。やっぱり1200の方が良いのかな。ペースは問題なかったのに、2着馬にも早目に来られる形でしんどくなってしまいました」
霜月Sの結果・払戻金はコチラ⇒
マルカフリート
(牡9、栗東・浜田厩舎)
父:アフリート
母:スプリングアマイン
母父:タヤスツヨシ
通算成績:28戦10勝
重賞勝利:
11年北海道SC(Jpn3)
※こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。
関連記事
- すべて
- 攻略レポート
- レース
- トピックス
- インタビュー
- 2025/11/9(日) 【アルゼンチン共和国杯】驚異の粘り腰!ミステリーウェイが逃げ切り重賞初V
- 2025/11/9(日) 【みやこS】ダート界注目の女傑へ!ダブルハートボンドが重賞初制覇!
- 2025/11/9(日) 【エリザベス女王杯】出走馬格付けバトル!女王に輝くのはうら若き乙女か、経験豊富な淑女か!?
- 2025/11/10(月) 【2歳馬情報】ヴィクトリアマイル波乱の立役者・テンハッピーローズの妹などがデビュー!
- 2025/11/8(土) 【アルゼンチン共和国杯】東京芝で連対率83%!?紅一点の牝馬が重賞初制覇へ
- 2025/11/8(土) 【アルゼンチン共和国杯】タフさが求められる舞台は切れ味不問!『激走ポジション』からグイッと伸びる1頭!
- 2025/11/8(土) 【アルゼンチン共和国杯】2度あることは3度?4度?いやもっとある!軸にピッタリなジョッキーに注目!
- 2025/11/8(土) 【京王杯2歳S】後続に3馬身の圧勝!ダイヤモンドノットが重賞初制覇!






