2012年のNHKマイルCなど重賞5勝のカレンブラックヒルが引退

2012年のNHKマイルCをデビューから無傷の4連勝で制するなど、重賞5勝をマークしたカレンブラックヒル(牡6、栗東・平田厩舎)が引退し、種牡馬入りすることが明らかとなった。

同馬は2012年1月にデビュー。父ダイワメジャー譲りの軽快な先行力で勝利を重ね、3連勝でニュージーランドTを制して重賞初制覇。続くNHKマイルCでは前年の朝日杯FSの覇者アルフレードに3馬身半差を付ける圧勝でG1タイトルを手に入れ、秋初戦の毎日王冠まで連勝を5まで伸ばした。
その後、2つ目のG1奪取はならなかったが、昨年のダービー卿CT、今年の小倉大賞典を制して重賞を5勝。22日のマイルCSで13着と敗れたのが最後のレースとなった。
今後は北海道新冠町の優駿スタリオンSで種牡馬となる予定。2、3着が1度もなく、馬券的には勝つか負けるか、両極端な個性派だったといえる。

馬主は鈴木隆司氏、生産者は安平町のノーザンファーム。馬名の意味由来は「冠名+ネパール原産の知的で勇敢な猟犬種より」。通算獲得賞金は3億3284万7000円。

カレンブラックヒル
(牡6、栗東・平田厩舎)
父:ダイワメジャー
母:チャールストンハーバー
母父:Grindstone
通算成績:22戦7勝
重賞勝利:
12年NHKマイルC(G1)
12年毎日王冠(G2)
12年ニュージーランドT(G2)
15年小倉大賞典(G3)
14年ダービー卿CT(G3)

カレンブラックヒル

無傷の4連勝でNHKマイルCを制したカレンブラックヒル


カレンブラックヒル

最後の勝利となった今年の小倉大賞典。トップハンデを背負って貫禄を示した