【POG】9番人気グラスアクトが好位抜け出しで大波乱演出…中山新馬

12月6日(日)、5回中山2日目5Rで2歳新馬(ダ1800m)が行なわれ、吉田豊騎手騎乗の9番人気・グラスアクト(牡2、美浦・田島俊厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:57.7(良)。

2着には3馬身差で7番人気・ラテールプロミーズ(牡2、美浦・田村厩舎)、3着には2馬身半差で6番人気・クインズコイヌール(牝2、美浦・田村厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたショウナンマハロ(牝2、美浦・上原厩舎)は5着に敗れた。

好スタートから先手を主張したクインズコイヌールにラテールプロミーズ、グラスアクトが並びかけていった。 3頭が並んで1コーナーに入ったがそれぞれに競り合う様子はなく、コーナーワークからクインズコイヌールが先頭に立って向正面へ。
前を行く3頭の1馬身ほど後ろにコアコンピタンス、ショウナンマハロの人気2頭が並び、その後ろの各馬は3コーナー手前から手が動く。 3コーナーに入ると前はクインズコイヌールとグラスアクトが並んで先頭。その後ろからラテールプロミーズが激しく手を動かして前へと迫ってくる。 その外4番手にいたショウナンマハロも4コーナーから追い出し始める。コアコンピタンスは前の4頭から4馬身ほど置かれてしまった。
直線に入ってもクインズコイヌール、グラスアクトの2頭は並んだまま一騎打ちになるかと思いきや残り200メートルでグラスアクトが競り合いを制し抜け出す。 3番手からラテールプロミーズがクインズコイヌールを交わし前を追ったが、グラスアクトがリードを保ってゴールイン。道中1.2.3番手で進んだ各馬が3.1.2着と入線、行った行ったの展開となった。

勝ったグラスアクトはシニスターミニスターの産駒で、近親に南部杯を勝ったG1馬ゴールドティアラがいる血統。また、今年2歳世代の同馬産駒の4勝全てがダートでのレースによるものであることからも、今後のダート戦線での活躍が期待できそうだ。
馬主は半沢有限会社、生産者は新ひだか町のタツヤファーム。馬名の意味由来は「冠名+務める」。

1着 グラスアクト(吉田豊騎手)
「先週の追い切りに跨り、センスの良さを感じていた。すっと前に付けられ、上手に折り合えた。リズムが良かったし、直線で手前を替え、よく伸びてくれたね。あとはもまれたときにどうかだけど、今後も楽しみな馬だよ」

3着 クインズコイヌール(井上騎手)
「折り合えましたし、初戦から物見もせずに集中。よく粘っています」

4着 コアコンピタンス(蛯名騎手)
「早めに手か動いたけど、最後までがんばっている。これからだよ」

5着 ショウナンマハロ(田辺騎手)
「初戦向きではありません。もっと体力が付いてくれば」

6着 マキノジェット(丸山騎手)
「まだトモが緩いですね。使いながら良くなるでしょう」

9着 サーストンネバダ(柴田善騎手)
「まだまだ良くなる途上。徐々に変わるよ」

2歳新馬の結果・払戻金はコチラ⇒

グラスアクト
(牡2、美浦・田島俊厩舎)
父:シニスターミニスター
母:ムーンライトパワー
母父:Miswaki

※こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。