【朝日杯FS】1週前 弾んだボールライトニング!ラスト1F12.0秒!

9日、朝日杯FS(G1)の1週前追い切りが栗東トレセンにて行われた。新馬→京王杯2歳Sを2連勝しているボールライトニング(牡2、栗東・宮本厩舎)は、坂路で高倉稜騎手(レースでは蛯名正義騎手が騎乗予定)が騎乗して古馬1000万のナリタロックを0.4秒追走。楽な手応えで並びかけ、鞍上がゴーサインを出すとアッという間に突き放して1.1秒先着。4F52.9-38.3-24.5-12.0秒を計時し、ラスト1Fはこの日最速タイの12.0秒を叩き出した。

「けさは上がりをしっかりと伸ばしました。見ての通り。相手も動く馬なんだけど、1秒1も突き放した。あれでもケロッとしてたからね。前走がいい勝ち方をしてくれたし、距離が延びるのも心配していない。強い馬もいるけど、楽しみですね」と管理する宮本博調教師の舌も至って滑らか。姉が厩舎に初の重賞タイトルをもたらしたデグラーティアという縁のある血統だけに、「楽しみ」という言葉にもひと際力がこもる。

デビュー戦は持ったままの手応えで前を捕らえ、前走は早めに先頭に立って後続を振り切る味のある勝ちっぷりで、底を見せていないのは何よりの魅力。孝行娘の弟が、今度は厩舎に初のG1タイトルをプレゼント出来るか注目だ。

ボールライトニング