【朝日杯FS】主役目指すオスカー「どれだけやれるか楽しみ」

16日、日曜阪神11レース・朝日杯FS(G1)の追い切りが栗東トレセンで行われた。

5ヶ月ぶりの実戦となった秋明菊賞で2着に入ったウインオスカー(牡2、栗東・飯田雄厩舎)は栗東坂路で松山弘平騎手を背に4F55.3-40.5-26.0-12.4秒をマーク。軽めに流しながらも最後の1ハロンは12秒台でまとめた。

緒方調教助手は「先週もやってあるんで、今週は予定通りに坂路で松山騎手を乗せてサッと。いい動きでした。前走は休み明けでプラス22キロ。数字ほどじゃないけど、いくらか緩さはありましたからね。使って体も締まって調子は上がってきています。マイルは心配してないし、どれだけやれるか楽しみなんです」と、休み明けを1度叩いた上積みに期待していた。

デビュー2戦目の未勝利を勝ち上がりここに駒を進めてきたツーエムレジェンド(牡2、栗東・池添兼厩舎)は、助手を背に栗東坂路を4F55.0-39.4-25.2-12.5秒で駆け上がった。

管理する池添兼雄調教師は「先週ジョッキーを乗せてビシッとやってあるし、今週は助手でサッとやれば十分だからね。また良くなってる感じだよ。おしまいがしっかりしている馬だし、ここ2戦を見ても“何か”を感じさせるところがある。楽しみがあると思うからG1に登録したんだよ」と大駆けの予感を口にしていた。

京王杯8着からの巻き返しを狙うサイモンゼーレ(牡2、栗東・梅田智厩舎)は荻野琢真騎手を背に(レースは幸英明騎手が騎乗予定)4F55.3-39.5-25.5-12.3秒で栗東坂路を登坂。

加藤厩務員は「時計は地味ですが、ジョッキー(調教に騎乗した荻野琢騎手)は『反応は良かった』と言ってくれました。前走をたたいて目標どおりに、いい状態でレースに迎えそうです」とコメント。小倉2歳Sでは今回も有力視されるシュウジと0.4秒差の2着に入っており重賞でも勝負できる力はある。叩いて良化したこの大一番での金星を狙う。