【中山金杯】重賞連勝狙うフルーキー「いい状態で臨める」

3日、中山金杯(G3)の最終追い切りが栗東トレセンにて行われた。

チャレンジCで待望の重賞初制覇を果たしたフルーキー(牡6、栗東・角居厩舎)は、助手を背に坂路を馬なりで4F54.7-39.6-25.6-12.9秒をマーク。

「若い頃は集中力を欠く面があってマイラーでしたが、年齢を重ねて長い距離でもいい脚を使えるようになりました。もともと折り合いを欠く馬ではありませんからね。今回も気合が乗りつつ、柔らかくていい状態で臨めます」と話す前川調教助手。騎乗するM.デムーロ騎手は4週連続で重賞勝利を果たしており、その内3勝は角居厩舎とのタッグによるもの。絶好調の鞍上と共に新年最初の重賞から更なる飛躍を目指す。

フルーキー

前走の福島記念を快勝し重賞2勝目を果たしたヤマカツエース(牡4、栗東・池添兼厩舎)は助手を背にCWでの追い切り。直線は強めに追われて5F71.0-54.6-39.6-11.9秒をマークした。

土屋調教助手は前走について、「手応えが良すぎて抜け出すのが早いと思ったくらい。それでもあの勝ち方ですからね。力をつけた証拠と思います」と、地力強化をアピール。今回は重賞を勝ってのハンデ戦となるが、「2キロ増でも今の状態なら好勝負になるはず」と話す。中山ではニュージーランドTを制しており、充実の4歳馬が得意の舞台で重賞連勝を狙う。


金鯱賞6着からの巻き返しを狙うベルーフ(牡4、栗東・池江寿厩舎)は、助手を背に4F56.1-41.2-27.5-14.0秒で坂路を登坂。この日は終始馬なりで軽めの調整だったが31日にCWで時計は出しており、態勢は既に整っている。

兼武調教助手は「最近は直線で詰まるシーンが多くて消化不良でした。昨年暮れに追い切ったがこの馬なりにしっかりと動けてました。走りに集中が出来ているようだし、今回はブリンカーを外してみます」と近走の変化を口にした。昨年勝った京成杯とおなじ舞台の中山2000mで久しぶりの勝利を目指す。

ベルーフ