【京都金杯】京都巧者スターダム「申し分ない動き」

12月31日、京都金杯(G3)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。

マイルCS7着のトーセンスターダム(牡5、栗東・池江寿厩舎)は助手を背にCWで強めに追って6F87.5-70.4-54.7-39.4-11.8秒をマーク。1600万下のダノンシーザーを0.4秒差で追走すると最後は0.1秒先着した。

兼武調教助手は「前回は初めてのマイル戦がG1。それでも見せ場を作れたし、十分に適性は見せたと思います。追い切りは申し分ない動きでした。この距離も2回目だし更に切れ味も増してくるんじゃないですか」と距離に関しての不安はない様子。京都コースは6戦4勝で負けた2戦は共にG1、得意の舞台で重賞3勝目を狙う。

トーセンスターダム

(写真は1月3日に撮影したもの)


キャリア4勝が全て京都コースの牝馬ウインプリメーラ(牝6、栗東・大久龍厩舎)は助手を背に坂路で500万下のアサクサプライドを0.8秒差で追走。一杯に追って4F53.0-38.4-24.7-12.2秒をマークし、0.1秒先着した。

「初めて跨ったんですが、切れのある動きでした。今回はベストの京都の外回りコース。他馬と斤量差のある53キロなら牡馬相手の重賞でも差はないと思っています」と高野調教助手も期待している様子。重賞では一歩及ばずの競馬が続いているが、得意のコースで前進を目指す。

ウインプリメーラ

(写真は1月3日に撮影したもの)


一昨年の覇者エキストラエンド(牡7、栗東・角居厩舎)は1月2日に追い切り。助手を背に栗東坂路を58.9-42.5-27.4-13.5秒で登坂した。12月30日には僚馬フルーキーらとの併せ馬も行っており、この日は馬なりでの調整となった。

前川調教助手は「マイルCSを外傷で自重し、放牧へ。京都金杯を目標に切り替えてきました。帰厩後は柔らかく走れているし、スピードの乗りも速いですね」と順調さをアピール。「坂の下りが上手なので、京都コースが合っているんです。年齢的な衰えは感じないし、今年もいい競馬になるはずです」と話した。一昨年のこのレース以来勝ち星がないが、昨年も2着と得意にしている舞台で久しぶりの2年ぶりの勝利を目指す。

エキストラエンド