【POG】シフォンカールが後続を突き放して完勝…中山新馬

1月23日(土)、1回中山7日目4Rで 3歳新馬(ダ1800m)が行なわれ、大野拓弥騎手騎乗の5番人気・シフォンカール(牝3、美浦・奥平雅厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:58.4(稍重)。

2着には4馬身差で2番人気・エーデルメイシュ(牝3、美浦・奥村武厩舎)、3着にはアタマ差で3番人気・アウアウ(牝3、美浦・奥村武厩舎)が続いて入線した。

スタート直後は団子状態で、集団となっていたが2コーナーを回りバラけ始める。先頭はミサエサンで、以下カミングホーム、エーデルメイシュ、アウアウ、ナバホトウショウが続く展開となった。
3コーナーに入ると、後方各馬がペースを上げ始め、再び集団が形成されたところで直線へ。依然先頭を走るミサエサンをエーデルメイシュが早々と捕らえ、押し切りを図る。しかし、外を回したシフォンカールが豪脚を繰り出し、競り合うこと無くこれを交わし勝利した。

勝ったシフォンカールは母系を辿るとエアグルーヴの母であるダイナカールがいる血統の出身で、今回は一族の血に違わぬ競馬を見せた結果となった。また、奥平雅士厩舎はこの勝利で通算200勝目となった。
馬主は有限会社シルクレーシング、生産者は安平町のノーザンファーム。馬名の意味由来は「巻き髪の一種」。

1着 シフォンカール(大野騎手)
「終始ロスなく運べましたし、勝負どころの反応も良かったです。終いもしっかり伸びてくれましたし、快勝ですね」

2着 エーデルメイシュ(松岡騎手)
「粘り強さを生かす競馬をしようと思っていました。行かせるとガーッと行ってしまいそうですし、今後のことを考えて好位から競馬をさせました。こういう形を続けていけば、安定して走れると思います。芝でもやれそうですよ」

3着 アウアウ(柴山騎手)
「道中は、砂を被っても問題なく走れました。手応えも良かったのでこれならと思いましたが、まだ馬が競馬を分かっていなくてフワフワしてしまいました。素質はありますし、使って変わってきそうです」

4着 イダフェイマ(井上騎手)
「稽古で乗って、前向きさがあまり感じられなかったので使いつつかと思いましたが、よく走ってくれましたね。前半は砂を被って嫌がるところも見せましたが、終いはすごい脚を使ってくれました」

5着 ボールドアテンプト(内田博騎手)
「ゲートで少しチャカついてしまって、スタートがもうひとつでした。道中の折り合いは良かったですし、センスのある馬ですよ。今日は勝負どころで内を突けていれば、更にやれたかもしれません。砂を被る経験も出来ましたし、次に繋がる競馬は出来たと思います」

15着 アドリア(三浦騎手)
「稽古の良さを生かせませんでした。今日のような馬場が合わなかったのか…。こんな馬ではありませんし、これから経験を積みながら変わり身を見せてほしいと思います。能力はあります」

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シフォンカール
(牝3、美浦・奥平雅厩舎)
父:クロフネ
母:カールファターレ
母父:キングカメハメハ

シフォンカール

シフォンカール

シフォンカール

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