【シルクロードS】連勝の勢いに乗ってベローチェ「自分の形で」

27日、日曜京都で行われるシルクロードS(G3)の追い切りが栗東トレセンで行なわれた。

3連勝で淀短距離Sを制し、重賞初挑戦となるローレルベローチェ(牡5、栗東・飯田雄厩舎)は中井裕二騎手を背に坂路を4F53.7-39.3-25.9-13.1秒で駆け上がった。

「追い切りはいつものように、中井騎手を乗せて坂路で。先週にしっかりやって、当週はソフトはパターンですから。問題なくこられていますよ」と話す飯田調教助手。10月から3連勝の快進撃を見せているが「去年から30キロ近く馬体が増えているし、最近も使う毎にプラス体重。いい筋肉がついてきてるんですよ。重賞挑戦になるし、まだ胸を借りる立場ですが。ここもハナは譲らないつもり。自分の競馬に徹して、頑張って欲しいですね」と話した。


阪神Cは最下位に敗れたアクティブミノル(牡4、栗東・北出厩舎)は武豊騎手を背に、CWコースで6F82.2-66.5-52.7-38.9-12.0秒をマークした。

騎乗した武豊騎手は「前走時も乗ったけど、追い切りが少し軽すぎたし、その分、距離よりも行きが持たなかった感じだった。だから、今回はしっかりと追いました。状態はいいと思いますよ。ただ、理想はハナ。今回は行く馬が多そうだからねえ」と話した。昨年はセントウルSを逃げて勝っており、序盤の先行争いが好走のポイントになりそうだ。


カーバンクルS4着からの参戦となるヤマニンプチガトー(牝7、栗東・木原厩舎)は見習騎手を背に坂路で4F58.0-41.2-25.6-12.8秒をマーク。

管理する木原一良調教師は「今週もこの馬なりの動きだったし、いい意味で好調をキープできてるかな」と話す。「最近は調教と実戦が噛み合ってくれてる。前走も最後はいい脚を使えてたしね。まあ、重賞で相手が強いし、51キロを生かしてどこまで頑張ってくれるか」と、軽量での一発を狙う。