【根岸S】ここから再び進撃を開始 底知らずの大器モーニン

27日、日曜東京11レース・根岸S(G3)の追い切りが栗東トレセンで行われた。デビューからの連勝は「4」でストップしたものの、前走、初めての重賞挑戦で3着と踏ん張ったモーニン(牡4、栗東・石坂厩舎)は、助手が騎乗しオープンのニューダイナスティを0.2秒追走。全体の時計は52.1秒と目立たなかったが、鞍上のゴーサインに鋭く反応し、ラスト1Fは12.0秒という抜群の切れでアッという間に4馬身先着。4F52.1-37.6-24.4-12.0秒をマークした。

「ゴーサインにスッと反応してくれた。道中で速いラップを刻みながらも、最後も12秒0で動いてくれましたように、脚力が違いますね。ここまで時間をかけて乗り込んできたし、休み明けとしてはいい仕上がり。力を出せる状態ですよ」と古川調教助手もそのパワーを大絶賛。昨年11月以来の実戦も全く気にしなくて良さそうだ。

昨年の今頃はまだデビューしておらず、5月のデビュー・初勝利からポンポンと4連勝。初のオープン、重賞挑戦だった前走の武蔵野Sも、後にチャンピオンズCで2着に入るノンコノユメと0.3秒差の3着とキャリアを考えれば上々の結果。伸びしろたっぷりで、何より底を見せていないのが大きな魅力。世代交代の主役となるべく、ここは通過点とした一戦だ。