【クイーンC】目覚める良血馬ロッテンマイヤー「好位のインで運びたい」

10日、土曜東京で行なわれるクイーンC(G3)の追い切りが栗東トレセンで行なわれた。

1月の新馬戦を勝ってここに挑戦するロッテンマイヤー(牝3、栗東・池添学厩舎)は坂路での追い切り。4F54.8-40.3-25.6-12.6と終いを伸ばして登坂した。

管理する池添学調教師は「前半をしっかり我慢ができたし、最後もいい伸びをしていました。いい状態でこられていると思いますよ」と調教内容を評価した。「スタートは速いが、馬の後ろなら折り合いがつく。好位のインでうまく運びたい。左回りも日曜に乗って確認していますし、東京マイルにも対応してくれると思います」と、新馬戦とは異なるコースにも不安はない。

母のアーデルハイトはG1・6勝のブエナビスタや重賞2勝のアドマイヤオーラの妹。母は脚元の不安から未勝利戦8着の1戦のみで引退となったが、2頭目の産駒となった本馬は新馬戦を快勝。父のクロフネは今回の舞台と同じ東京マイルでのG1勝ちがある。2歳女王など手ごわいメンバーの揃った一戦だが、その血統背景からはここでも全く引けをとらないだろう。