【共同通信杯】伏兵ディーマジェスティが2連勝でクラシックへ名乗り!

2月14日(日)、1回東京6日目11Rで第50回共同通信杯(G3)(芝1800m)が行なわれ、蛯名正義騎手騎乗の6番人気・ディーマジェスティ(牡3、美浦・二ノ宮厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:47.4(稍重)。

2着には1馬身1/4差で5番人気・イモータル(牡3、栗東・須貝尚厩舎)、3着には半馬身差で3番人気・メートルダール(牡3、美浦・戸田厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたハートレー(牡3、美浦・手塚厩舎)は9着に敗れた。

好スタートを決めたリスペクトアースが押してそのままハナを奪取。ダンディーアロー、イモータルと続き、スマートオーディンはやや生きたがる仕草を見せて4番手からの競馬。その後ろはピックミータッチ、ファイアクリスタル、ディーマジェスティ、3連勝を狙うハートレーは後方3番手、キングオブアームズ、メートルダールが最後方で向こう正面を進む。
3コーナーを過ぎて馬群は徐々に凝縮。ハートレーも気合を付けて前を照準に入れて直線へ向くとイモータルが粘るリスペクトアースを捕らえて先頭。スマートオーディンも詰め寄ろうとするが、残り200mで一杯。代わって内を捌いたディーマジェスティがイモータルを交わしてゴールへ飛び込み、休養前の未勝利戦に続いて2連勝で重賞初制覇を飾った。
3着には外を伸びたメートルダールが入り、人気を集めたハートレー、スマートオーディンは伸びを欠いてともに着外に敗れ、注目の一戦は波乱の結末となった。

勝ったディーマジェスティは、暮れのホープフルSで出走取消となり、3カ月ぶりの実戦となったが、そのブランクを感じさせない力強い末脚で人気馬を撃破。ハイレベルといわれる牡馬クラシック戦線にまた1頭楽しみな新星が現れた。
そして、騎乗した蛯名騎手は25年連続重賞制覇となり、武豊騎手の30年に続く記録を更新した。

馬主は嶋田賢氏、生産者は新ひだか町の服部牧場。馬名の意味由来は「父名より+威厳」。

共同通信杯の結果・払戻金はコチラ⇒

ディーマジェスティ
(牡3、美浦・二ノ宮厩舎)
父:ディープインパクト
母:エルメスティアラ
母父:ブライアンズタイム
通算成績:4戦2勝
重賞勝利: 16年共同通信杯(G3)

ディーマジェスティ

ディーマジェスティ

ディーマジェスティ

※こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。