骨折による休養から丸田恭介騎手が復帰!!

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昨年12月の落馬事故で第9胸椎椎体骨折のケガを負い休養していた丸田恭介騎手が、今週からレースに復帰する。

「骨折といっても、痛みは無かったので普通に歩いたりしていました。周りの人が驚くくらい、普通の生活をしていました」と、丸田騎手が語るように、日常生活に大きな支障は無かったようだが、医師からの指示で馬に乗る事は出来なかった。
「どこも痛くないですから、馬に乗りたいという気持ちになりましたけど、無理をして治るのが遅くなったらかえって迷惑をかけるので、大人しくしていました」約3週間にわたる休養を経て、1月13日、久し振りに調教で騎乗をした。

「久々に馬に乗ったので、筋肉痛になりました」と語る顔には笑顔が浮かぶ。
だが笑顔の理由は久し振りに騎乗できた事だけではないようだ。

「何か、馬が動いた感じがありました。休んでいる間、開催日には競馬場でレースを観ていましたけど、その時に他の騎手の返し馬のやり方を観ていたんです。ヒジやヒザを柔らかく使っていて体の軸がブレていない…、勉強になりましたね」。
休養期間中も貪欲に騎乗技術向上に取り組んできた成果が着実に出てきているのだろう。
「僕は馬乗りが下手なので、工夫しないと生き残れませんから」
順調に勝利数を伸ばしているが、慢心は一切無い。

今週は土曜日3頭、日曜日3頭の騎乗となる。
「たくさん声を掛けていただいて有難いですね。何とか期待に応えたいと思います」と、意気込みを語る丸田騎手。
穴騎手として知られる丸田騎手から、少し遅めのお年玉が届くことを期待したい。

丸田 恭介
(まるた きょうすけ)
1986年5月20日生まれ
[初免許年] 2007年
[所属] 美浦・宗像 義忠
[初騎乗] 2007年3月3日1回中京1日目2R ノースリヴァー (16着/16頭)
[初勝利] 2007年5月26日3回東京3日目5R グラスレンヌ
[生涯成績] 1377戦82勝