【高松宮記念】1週前 ブルズアイ野中師「あと少しの運があれば」

16日、高松宮記念(G1)の追い切りが栗東トレセンで行われた。

オーシャンSを勝って、NHKマイルC以来のG1挑戦となるエイシンブルズアイ(牡5、栗東・野中厩舎)は軽めの調整。

待望の重賞タイトルを手にした愛馬に野中賢二調教師は「前走は流れも良かったし、うまく噛み合ってくれたな。一瞬の脚は持っているし、今回も脚の使いどころが鍵やろな。ま、このメンバーなら流れが緩くなることはないだろうし、ジョッキーも前走で感じは掴めているだろうから。いいタイミングで勝ってG1へ行けるし、あと少しの運があればいいな」と大舞台での一発に期待を寄せている。


前走、シルクロードS16着のアクティブミノル(牡4、栗東・北出厩舎)は、古馬500万のヒルノマレットを0.4秒追走し、終い鞍上がゲキを飛ばすと一気にパートナーを交わし去り0.9秒先着。タイムは6F81.7-66.9-52.4-38.5-12.0秒を記録した。

先週に続いて追い切りに騎乗した藤岡康太騎手は「先週に坂路で上がりを伸ばして、今週はコースで長めからしっかりと追いました。動きは良かったですよ」と昨秋のスプリンターズS(9着)以来となるコンビ復活に手応えありの表情。管理する北出成人調教師も「今まではテンションのことを考慮して仕上げてきたが、今回はプールも取り入れて負荷をかけてきた。G1なんだし、やることをやっていかないとね」と仕上げに自信を見せる。

「今回もハナへ行くだけだが、同型との兼ね合いがポイントになるだろうな」と指揮官は締めくくったが、セントウルSではウリウリ、ストレイトガールを封じた実力馬。気分良く先手を取ると厄介な存在になるかもしれない。

アクティブミノル