【大阪杯】アンビシャス ひと叩きされたアドバンテージを生かしたい

30日、大阪杯(G2)の追い切りが栗東トレセンで行われた。

前走、中山記念2着のアンビシャス(牡4、栗東・音無厩舎)は、助手を背に坂路で古馬500万のプレスアテンションと併せ馬。0.1秒先行する形でスタートし、終い一杯に追われると、グイッとひと伸びして4F52.3-38.2-24.8-12.6秒をマーク。2馬身先着する迫力満点のデモンストレーションだ。

この動きに生野調教助手は「相手に合わせる感じで乗りましたが、抜けてくる時の瞬発力が良かったですね。前走の疲れが抜けるのも早かったし、ここまで順調にきていますよ。距離が2000mに延びるので、うまく折り合いをつけて運べるといいですね」と折り合い面を課題に挙げるものの、仕上がりに関しては太鼓判を押す。

前走の勝ち馬ドゥラメンテ、3着リアルスティールはともにドバイで好走。ワールドクラスの走りを見せ、2走前の天皇賞でも、今回対戦するラブリーデイ、イスラボニータ、ショウナンパンドラを相手に互角の走りを見せている。もちろん、まだまだ勝負付けは終わっておらず、中距離路線の主役を目指し、どんな走りを見せるか注目される。