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3歳500万下など/平林雅芳の3歳戦(1/16)
2010/1/19(火)
3歳未勝利
ダ1800m
勝ちタイム1.55.2
勝ち馬:ムーンテンダー(牡3、栗東・飯田雄厩舎)
やっと平常開催となった競馬のサイクルであるが、結果はなかなかそんな感じでなく朝イチから荒れ模様。
混戦を断ったのは、初ダート戦ながらも道中の行きっぷりの良かったムーンテンダーであった。
最内枠を利してトシアトムが先手、それをピッタリとマークしたメイショウエバモアが直線でも抜け出しを図った。
ジャストと思えたのだが、その内からスッと抜け出したのがムーンテンダー。
初日に芝で15着からの大変身ぶりであった。
改めてパトロールビデオで見ると、ムーンテンダーは道中も内ラチ沿いの3番手を進み、行きっぷりもなかなか良く、直線に入る時の手応えも十分。
メイショウエバモアが終始レースを引っ張っていったのに対して、こちらは追走しながら脚を貯めていた格好となっていた。
3着のヤマニンフリスキーは、4コーナーあたりで余裕のない追走ぶりだった。
4着のメイキングドリームは、勝ち馬と同じ位置でのレースも、4コーナーで外へ出してのもの。勝ち馬とは内外の差がこれだけの着順に出た感じだ。
勝ち馬は今日が初ダートでの変身。こんなケースがよく見られる。
馬券検討の参考に覚えておきたいファクターだ。
土曜京都2R
3歳未勝利・牝
ダ1200m
勝ちタイム1.13.1
勝ち馬:カレンチャン(牝3、栗東・安田隆厩舎)
初戦は武豊Jで2着だったカレンチャンだが、今回は3キロ減を起用。
圧倒的人気に応えて、外枠も何のその、楽勝の結果であった・・・。
逃げたプリティスターが2着。2番手エリモレインボーが3着に粘る結果。
外枠からスッと3番手につけたカレンチャンが、直線入り口で前の2頭に並び、そこから抜け出しての勝利。
交わしていく時にステッキを抜きはしたがそれを使わずで、最後は手綱も動かさず。
前半の3ハロンが35.9と比較的前が楽な流れ。
先行した前3頭がそのままで、順番が入れ替わっただけの結果。
いわゆる行った行ったのレースであり、結果もやや順当なものであった・・・。
デビュー戦では最内枠で出が今ひとつだったカレンチャン。しかし勝ったタカノキングが一人旅で強かったのも事実。
一度使って、ゲートの出からして違った今回は楽勝で、あまり消耗もしてないような楽な競馬だったと思える
土曜京都3R
新馬
ダ1800m
勝ちタイム1.53.6
勝ち馬:オースミイレブン(牡3、栗東・昆厩舎)
ロジータの子供、オースミイレブンが力強く初戦勝ちを飾った。それも好時計での勝利。
鞍上の四位Jが、ゴール前で見せムチをしているだけの楽勝だった・・・。
ゲートを好発だったのはヒラボクソング。先頭かと思えたが、最内枠のオースミイレブンが譲らず、最初のカーヴを先頭で廻るとコーナーワークで先頭に立ち、終始一番前を行った。
2番手ヒラボクソングだが、むしろ手応えが悪くなったのは、ヒラボクソングの方。
結局は馬体をピッタリと並ばせることなく4コーナーを廻り、直線でもそのままで、残り1ハロンを切ったあたりで追い出した。
四位Jはステッキを抜いたが、馬には使わずで見せムチで気を抜かない様にしただけ。そんな意図を感じるゴール前だった。
2着には、中団から追い上げてきたワイルドウルフ。
4コーナーで取り付くのにやや時間がかかった感じだ。
惜しかったのが3着のバックトゥジエースで、3コーナーから内でいい手応えで追走したが、前の隙間がなく直線に向いてやっと横並びになった時にスペースができての3着。脚を十分に使えてない結果だった。
オースミイレブンの勝ちタイムの1.53.6はけっこうなタイムである。
先週のソリタリーキングが1.53.3。
馬場条件が全く同じとは言えないだろし比較は難しいが、新馬戦としては速いものだ。
ロジータの贈りものかも知れない、そんなデビュー戦であった。
土曜京都4R
3歳500万下
ダ1200m
勝ちタイム1.12.0
勝ち馬:タカノキング(牡3、栗東・梅田康厩舎)
何と、3連単で1457万馬券となる決着。
新馬戦同様に今回も穴をあけたタカノキング。しかし内容は堂々たるもので、フロック勝ちではないものだ。
前半3ハロンを35.4で飛ばして、上がりも36.6で楽々と逃げ切ってしまった・・・。
圧倒的人気のペガサスヒルズが、ややボテっとした馬体のプラス数字で、ちょっと嫌な予感はした。
そして朝の未勝利戦でカレンチャンが楽勝した事でタカノキングの名前が浮かびあがってはきたが、よもやここでも勝ちきるとは驚き。
ゲートが開いてダッシュ良く出て行ったのがタカノキング。
結局はそのまま影をも踏ませず。
直線でもその勢いは衰えず、むしろ内にもたれるのか、やや追いづらそうにしていたぐらいでこの結果。
2着は、内の3番手を進んだ関東馬のベストバウトが開いた4コーナーの内から抜けてきたもの。
3着モエレジュンキンは、4コーナーでは外からの浮上。いい脚だったがハナ差届かず。
人気のペガサスヒルズは、4コーナーではモエレジュンキンの外に位置していたが、そこから反応が悪く直線でも伸びをかいた。
もう1頭の人気馬の関東馬バイナリースターは、ゲートも五分に出たのだが、その後が全くいい処なく後方のまま。
タカノキングは、初戦は2番手からの抜け出し、今日は先手を取ってそのままの楽勝劇。
馬単35万馬券、3連単1457万馬券に唖然となった京都競馬場内。
でも勝った馬は強かったですよ・・・。
土曜京都5R
3歳未勝利
芝1800m
勝ちタイム1.47.8
勝ち馬:オウケンサクラ(牝3、栗東・音無厩舎)
直線での攻防となったが、内枠側に断然の勢いがあった。
セイルラージが一旦抜け出したかと思えたが、さらにその内から抜け出てきたのがオウケンサクラ。
最後は1馬身以上の差をつけてのゴールであった。
逃げたデンコウウインディに、2番手マコトヴォイジャー、さらにその外にブレイクアセオリーが並ぶ直線入り口。
ほとんどの馬が手応え十分で直線へと向かった。
まだ先頭グループの3頭が一番前だが、最内からセイルラージが出てきた。
外からセイクリットセブン、カネトシパサージュも勢いついて出てくるかと思えたが、内側の馬の勢いがいい。
セイルラージが一番前に出たかと思う瞬間に、さらにその内からオウケンサクラが鋭く伸び、アッと言う間に先頭に踊り出て行った。
結局は、内ラチ沿いを抜けてきた2頭の決着となった。
1000メートル通過が59.6とゆったり進んだ流れ。
少しずつ順位を上げて行ったセイルラージ。最終コーナーを廻る時は、先行馬のすぐ後ろ。しかし、オウケンサクラはその後ろでさらに脚が貯まっていた感じだ。
最後の1ハロンが11.4。鞍上の小牧Jは抜ける時にステッキを使ったが、後は流し気味での勝利。
距離1ハロン短縮しただけで、これほどの切れが出るのかと言った内容だった。
内々を通るのがいかに大事かと思わせる競馬でもあった・・。
土曜京都6R
3歳未勝利・牝
芝1600m
勝ちタイム1.36.6
勝ち馬:マスターセイレーン(牝3、栗東・南井厩舎)
1着から5着までが馬体を並べてのゴール。
紙一重の結末となった感じで、実力差は全くないレースとなった。
僅かに一番前でゴールしたのが2番手を進んだマスターセイレーン。そんな感じの結果だ。
ゲートから先頭を行ったのが、武豊Jのデコルテ。2番手にはトウカイレジーナがつき、外にマスターセイレーンが続いた。
前半の1000メートルを59.9と、これ以上ないゆったりとした流れだ。
4コーナーでは、一番外へエリモマドンナも顔をのぞかせて直線へと入った。
4コーナーを廻る時に、2番手のトウカイレジーナがやや窮屈になったか、馬体を下げた。
3頭がやや横一列になったかと思えたその時に、外へトロワリヴィエールが追いついた。
4頭のつば競り合いとなってゴールへと向かった。外2頭の勢いがやや優勢だ。
最内のデコルテの態勢が一番悪いが、そこへもう一度盛り返してきたトウカイレジーナも突っ込んできて、5頭が1馬身の中に入る大接戦となった。
1着から5着までが、ハナ・クビ・ハナ・クビのもの。
5着のトウカイレジーナが、僅かコンマ1秒遅れを取ったが、他の4頭は同タイムでの決着であった。
最後の1ハロンが12.9もかかる結末。ここらに大混戦となった要因があるようだ。
ともあれマスターセイレーンはその混戦から一番早く抜け出たわけで、勝負強さがあったという事だろう・・。
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