【皐月賞】3強撃破!鋭く伸びたディーマジェスティが差し切り1冠奪取!

4月17日(日)、3回中山8日目11Rで第76回皐月賞(G1)(芝2000m)が行なわれ、蛯名正義騎手騎乗の8番人気・ディーマジェスティ(牡3、美浦・二ノ宮厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:57.9(良)。

2着には1馬身1/4差で3番人気・マカヒキ(牡3、栗東・友道厩舎)、3着には1馬身1/4差で1番人気・サトノダイヤモンド(牡3、栗東・池江寿厩舎)が続いて入線した。

戦前の予想通り、リスペクトアースが押して先手をとる。その後ろにはなんとリオンディーズ。ミルコ・デムーロ騎手は、今日は2番手というポジションを選択した。直後にアドマイヤモラール、マウントロブソン、ジョルジュサンクがつけ、エアスピネルは6番手で虎視眈々と先行勢を見ながら進む。少し間が開いて、アドマイヤダイオウとドレッドノータスが続き、1番人気に支持されたサトノダイヤモンドは9番手追走。ディーマジェスティは後方6番手から3コーナーで徐々に進出していき、マカヒキは後方4番手。
3コーナーに入るところでリオンディーズが早くも先頭。後続の17頭を引き連れて直線に入る。追い上げてくるのはエアスピネルとサトノダイヤモンド。2頭がリオンディーズに並びかけ、この3頭の争いになるかと思われたところに、外からディーマジェスティが一気に末脚を伸ばして追い込む。その後ろからはマカヒキも懸命に追い込んで2番手に上がるが、突き抜けたディーマジェスティが先頭でゴールに飛び込んだ。

勝ったディーマジェスティはディープインパクト産駒。皐月賞をディープインパクト産駒が制するのはこれが初めてで、しかも今回は同産駒が馬券圏内を独占する形となった。共同通信杯からのローテーションというのは、昨年のドゥラメンテと同様。圧倒的な強さを見せた、昨年の覇者を彷彿とさせる爆発的な末脚。鞍上・蛯名正義騎手の悲願のダービー制覇が、いよいよ見えてきた。
馬主は嶋田賢氏、生産者は新ひだか町の服部牧場。馬名の意味由来は「父名より+威厳」。

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ディーマジェスティ
(牡3、美浦・二ノ宮厩舎)
父:ディープインパクト
母:エルメスティアラ
母父:ブライアンズタイム
通算成績:5戦3勝
重賞勝利:
16年皐月賞(G1)
16年共同通信杯(G3)

ディーマジェスティ

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