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【天皇賞(春)】アルバート「叩いた上積みは十分」
2016/4/27(水)
27日、日曜京都11R・天皇賞・春(G1)の追い切りが美浦トレセンで行われた。 ●前走、日経賞4着のアルバート(牡5、美浦・堀厩舎)は、助手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F69.5-54.3-39.9-12.9秒をマークした。 【橋本助手のコメント】「日曜日競馬なので、今日の追い切りは終いをいつもよりピシッとやっています。前走後は至って順調ですし、ひと叩きした上積みもあるので期待しています。ステイヤーズSを勝っているので長距離適性はあると思いますが、そうはいっても長距離戦の経験はあまり多くないですからね。早ければ木曜夜に輸送をする予定ですが、ゴールデンウィークの渋滞情報を見ながら決めていきたいと思っています」と順調さをアピール。 前走はG1ホースに先着を許したものの、重賞ウイナーとして負けず劣らずの走りを披露。今回もチャレンジャーとしての立場は変わらないが、長距離適性が高く、G1ホースを負かすシーンがあっても驚けない。
G1初戴冠に期待がかかるアルバート
「前走は馬の状態もレース運びもどちらも良かったですけど、大トビな馬で終いの切れがもうひとつということもあって、終いに切れる脚を使える馬にやられてしまいました。レース後も特に問題はありませんし、馬体も十分回復しました。長距離を使う馬なので、この中間もあまりビシビシやらずに体の維持をテーマに調整してきました。先週の1週前追い切りは、後ろから追走して内に馬体を併せる形でやりましたが、内にモタれる面を見せていました。今日は先週と馬の役割を替えて、この馬を前に置きました。まっすぐ走っていて反応も良かったですし、上々の仕上がりだと思います」と状態は万全の様子。 「3歳時と比べて体もしっかりしてきましたし、精神的にもだいぶ落ち着いてきたと思います。菊花賞で走っているので京都コースも問題ないと思いますし、距離は長くなる分にはいいのではないかと思います。大トビでもうひとつギアが欲しいという感じはありますが、そのなかでよく善戦していると思います。ジョッキーもベテランで、天皇賞春にも実績があるので、どういうレースをするかこれから相談していこうと思っています」 蛯名騎手といえば、13年14年と連覇を果すなど、得意としているG1のひとつ。いまだ重賞未勝利だが、非凡な能力を秘めている事は間違いない。大舞台で、どのようなレースを見せるのか注目だ。
蛯名騎手とのコンビでG1制覇に挑むタンタアレグリア(奥)
「今日の追い切りは、先週と同じくウッドチップコースで併せ馬でやりました。先週は動きがスムーズではなかったので、今日はその辺りがどうかと思っていましたが、だいぶ動きは良くなっています。ゴール板を過ぎてからも動いていましたし、馬の気持ちもだいぶ乗ってきたかと思います。前走は斤量が重かったですし馬場も悪かったので、後ろからの競馬ではキツかったですね。それでも2着とよく頑張ってくれました。前走後は放牧休養を挟んでから、帰厩後も順調に調整を進めてきました。今回は3回目の天皇賞・春挑戦になりますが、去年2着に来れていますし今年は何とかしてほしいですね」と意気込みを語る。 昨年はクビ差でG1ホースの称号に届かなかった。3連覇が掛かった前走、惜しくも2着に敗れはしたものの長距離適性の高さを見せた。今年6歳を迎えるが、まだまだ衰えを見せない走りに期待したい。
昨年の雪辱に燃えるフェイムゲーム
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