【青葉賞】待望の復帰初戦プロディガルサン国枝師「しっかりした競馬が出来れば」

27日、青葉賞(G2)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

前走、東京スポーツ杯2歳S2着のプロディガルサン(牡3、美浦・国枝厩舎)は、助手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F69.5-53.2-38.8-12.4秒をマークした。

【国枝栄調教師のコメント】
「骨膜が出て、レースを使っても大丈夫かなというくらいではありましたが、先のある馬ですし万全の状態で臨もうとここまで待ちました。中間もジックリ乗り込んで仕上げてきました。最終追い切りは、タンタアレグリアを追走して内に入って一緒に伸ばす形でやりましたが、動きも良かったですし調教段階としては十分です。オーナーもこの馬に期待されていますし、それに恥じないような状態でレースに出したいですね。ダービーを見据えて、しっかりした競馬が出来ればと思っています」

プロディガルサン

切れ味鋭い走りを見せたプロディガルサン(手前)



前走、水仙賞1着のアルカサル(牡3、美浦・大竹厩舎)は、助手を背に南ウッドチップコースで追われ、4F52.6-38.2-13.2秒をマークした。

【大竹正博調教師のコメント】
「前走は早めに前へ行ってほしいという指示を出しましたが、あのような形の競馬になりました。ペースが流れてくれたことが良かったかと思います。前走時から、意識的に体つきは鋭く作ってきています。この中間も馬はピリッとしていますよ。前走時と同じように、今日の最終追い切りは半マイルからやりました。まだ3、4コーナー辺りでモタつきますし、そこはこれから良くなっていく余地なんでしょうね。

これまで中山で2回使ってきていますけど、中山に照準を合わせて使ってきたわけではありません。ただ東京コースは初めてですし、今回のコース条件に関してはやってみないと分からないですね。どんなレースをするかはジョッキーが考えて乗ってくれるでしょうし、相手も強いのでどれだけやれるかですね」

アルカサル

未知の魅力に溢れるアルカサル(手前)