【POG】メモリーミネルバが激しい叩き合いをクビ差制して押し切りV!…東京新馬

6月5日(日)、3回東京2日目5Rで2歳新馬(芝1600m)が行なわれ、C.ルメール騎手騎乗の4番人気・メモリーミネルバ(牝2、美浦・田村厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:37.7(稍重)。

2着にはクビ差で3番人気・ロジムーン(牡2、美浦・萩原厩舎)、3着には1馬身半差で9番人気・ジュンヴァリアス(牡2、美浦・畠山吉厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたマイネルズイーガー(牡2、美浦・国枝厩舎)は6着に敗れた。

その名のようにポンと好スタート切ったのはポンポン。同じ勝負服のジェリーロラムが2番手に付け、ロードミュートス、マイネルズイーガー、アンティノウス、メモリーミネルバ、ロジムーンと差がなく続く。
ゆったりとした流れで後続とも大きな差がなく、一団で直線へ向くと、ポンポンが二の脚を利かせて抜け出しを図る。しかし、馬群を割って出たメモリーミネルバ、外を伸びてきたロジムーンの脚色が勝り、ラスト1ハロンは一騎討ちに。ロジムーンが先に前へ出たメモリーミネルバを懸命に追うが、最後まで交わすことが出来ず、クビ差振り切ったメモリーミネルバが先頭でゴールした。

勝ったメモリーミネルバは、1つ上の全兄にサウジアラビアRC、東スポ杯2歳Sで5着に入ったハレルヤボーイ、母の姉にマーメイドSを勝ったコスモプラチナ、北九州記念を勝ったコスモフォーチュンがいる血統。今回はC.ルメール騎手からM.デムーロ騎手へ急遽乗り替わりとなったが、巧みなポジション取りと418キロの小柄な馬体とは思えない勝負根性で新馬勝ちを果たした。
ちなみに、昨年の東京2日目、マイルの新馬戦を勝ったのは、新潟2歳Sを勝ち、NHKマイルC2着のロードクエスト。ここからどれだけの成長を見せるか注目される。
馬主は島川隆哉氏、生産者は日高町の有限会社エスティファーム。馬名の意味由来は「記憶+母名の一部」。

1着 メモリーミネルバ(M・デムーロ騎手)
「強いね。とても真面目な馬。最後までしっかり伸びた。距離が延びてもやれそうだし、これからが楽しみだよ」

2着 ロジムーン(福永騎手)
「緩さが残っていても、完成度が高く、いきなり走れると思っていた。相手が悪かったね。現状でも、文句を付けるところはないよ」

3着 ジュンヴァリアス(大野騎手)
「最初は様子をうかがって走っている感じでしたが、ギアが入っていい脚。乗りやすいですし、仕上りの早さを生かせました」

4着 ロードミュートス(T・ベリー騎手)
「いい馬だね。手前を替えないところや、精神面が成長すれば」

5着 ポンポン(嘉藤騎手)
「いい感じで行けました。次はもっと反応できると思います」

6着 マイネルズイーガー(柴田大騎手)
「あれ以上はないという競馬。それなのに、反応してくれなかった。まだ初戦ですし、変わってほしいですね」

9着 ニシノキスミー(吉田豊騎手)
「この馬も脚を使っているが、ペースが遅かったからね。これから良くなるよ」

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メモリーミネルバ
(牝2、美浦・田村厩舎)
父:トーセンファントム
母:トーセンミネルバ
母父:キングカメハメハ

メモリーミネルバ

メモリーミネルバ

メモリーミネルバ

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