【POG】ロジセンスがハナ差の接戦を制して押し切り勝ち…東京新馬

6月11日(土)、3回東京3日目5Rで2歳新馬(芝1400m)が行なわれ、内田博幸騎手騎乗の2番人気・ロジセンス(牝2、栗東・矢作厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:25.6(良)。

2着にはハナ差で3番人気・ニシノキッカセキ(牡2、美浦・手塚厩舎)、3着には1馬身1/4差で1番人気・ブライトエピローグ(牝2、美浦・大江原厩舎)が続いて入線した。

新馬戦らしくバラバラっとしたスタート。タントミールがハナを切り、ロジセンスは先団めがけて上がっていく。人気のブライトエピローグは馬群のちょうど真ん中辺りを追走。ニシノキッカセキはそれらより後ろのポジションでレースを進めた。
直線の攻防は、手応え良く早めにロジセンスが抜け出し、ブライトエピローグはインコースを突くが、ロジセンスが直線で内側に斜行し、ブライトエピローグの進路をカット。ゴール前は外から追い込んだニシノキッカセキと内外離れて接戦になったが、ロジセンスが先着。
直線の事象について審議になったが、到達順位どおり確定した。

勝ったロジセンスは出走馬唯一の関西馬。父のストリートセンスは現役時代にブリーダーズCジュヴェナイル(G1)とケンタッキーダービー(G1)を史上初めて制覇した米国を代表する名馬。2013年から日本で供用されていたが、米国に残した産駒がブレイクし、1シーズンのみで帰国した。日本に残した世代の産駒が初出走で勝利を飾り、種牡馬として優れた能力があることを再度証明。ロジセンス自身も良いスピードで押し切った今日のレース内容から、マイル前後での活躍に期待したいところだ。
馬主は久米田正明氏、生産者は新ひだか町のチャンピオンズファーム。馬名の意味由来は「冠名+父名の一部」。

1着 ロジセンス(内田博騎手)
「気を付けていましたが、最後は内にどんどん入っていってしまいました。迷惑をかけてしまい申し訳ありません。この馬自身は良い馬ですし、まだ少し太い感じもあったのでこれから更に良くなると思います」

2着 ニシノキッカセキ(松岡騎手)
「ゲート試験では出が速かったですけど、慣れてきて余裕が出てきたのか昨日のゲート試験でも出ませんでしたし、今日も隣の牝馬を気にして遅れました。これから1戦ごとに精神面は成長してくると思いますし、テンパっているよりは良いと思います。競馬の内容も良かったと思います」

3着 ブライトエピローグ(戸崎圭騎手)
「返し馬では行きたがる面を見せていましたが、レースでは大丈夫でした。最後は前が狭くなってしまいましたからね」

4着 アキラノテソーロ(大野騎手)
「直線の入り口ではモサモサしていましたが、終盤は良いフォームで走れていました。まだ肉体面で幼さがありますし、次は上積みがありそうです」

5着 オウケンスターダム(蛯名騎手)
「まだ心身共に幼さが残っていますね。これから少しずつ良くなっていけばと思います」

2歳新馬の結果・払戻金はコチラ⇒

ロジセンス
(牝2、栗東・矢作厩舎)
父:ストリートセンス
母:シャレーポピー
母父:サンデーサイレンス

ロジセンス

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