【宝塚記念】1週前 再び波乱演出 ミロティック平田師「強い逃げ馬を見る形で」

15日、宝塚記念(G1)の1週前追い切りが栗東トレセンにて行われた。

前走、天皇賞(春)で惜しくもハナ差の2着だったカレンミロティック(セ8、栗東・平田厩舎)は、助手を背にCWコースへ入り、3歳未勝利のジークイーンを1秒追走。直線では相手が完全に脱落し、単走のような形で6F81.6-65.6-51.1-38.0-12.7秒のタイムでおよそ6秒先着を果たした。

「いつものように1週前はCウッドで追い切り。いい動きをしていたね。いい状態でここまでこれてるよ」と、まずは納得した表情を見せた平田修調教師。昨年は天皇賞3着のあと、このレースは15着を惨敗。その苦い経験を糧に「去年は天皇賞後にガタッときたのを立て直しながらだったが、それを踏まえながら調整してきたからね。うん、調整面では今年の方がいいよ」と順調な調整に胸を張る。

昨年の京都大賞典3着のあとは、粘りを欠くレース内容で見せ場なく3連敗。年齢的にも『もう厳しいか』と思われたところで、天皇賞がアワヤの好走。自分の形に持ち込んだ時の強さを改めて証明した。「この前のように強い逃げ馬を見る形で運ぶ形が理想だね。乗り替わり? 下半期は豪州遠征のプランがあるし、それもあってベリーに依頼した。乗り難しい馬でもないし、問題ないでしょう」と、再度の好走に師も色気タップリだ。

カレンミロティック