【ラジオNIKKEI賞】反撃へ手応え アーバンキッド&ストーミーシーの斎藤誠厩舎2騎

29日、ラジオNIKKEI賞(G3)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

前走、NHKマイルC16着のアーバンキッド(牡3、美浦・斎藤誠厩舎)は、助手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F71.6-55.6-40.9-13.5秒をマークした。

【斎藤誠調教師のコメント】
「前走は器用さがアダとなって、前についていき過ぎた感じもあります。この中間も緩めていませんし、先週の追い切りでジョッキーが乗ってビシッとやっているので今日はサラッとやりました。皮膚が敏感で雨に打たれると良くないタイプなので、この梅雨時期は調整に難しいところはありますが、皮膚病というわけではなく問題はありませんし、良い状態でレースに向かえると思います。器用なタイプでどんな競馬にも対応できる自在性があるので、開幕週の小回りコースも大丈夫です」

アーバンキッド


前走、NHKマイルC9着のストーミーシー(牡3、美浦・斎藤誠厩舎)は、助手を背に坂路コースで追われ、4F54.0-39.6-25.7-12.1秒をマークした。

【斎藤誠調教師のコメント】
「前走は相手も強かったですし、最後に伸びそうで伸びなかったあたりは、まだ体がしっかり出来ていないところかと思います。現時点ではそういう面を残しつつですが、その方が伸びシロがありますからね。前走後は、このレースを目標に一旦放牧に出してからまた厩舎に戻しました。馬がしっかりしてきましたし、良くなっています。坂路では動くタイプですし、今日の追い切りは後ろから追いかけて追いつく形でという指示を出しました。余裕のある動きでしたし、十分な仕上がりだと思います。

元々1200を使っていましたが、1600でも良いと思っていました。ニュージーランドTでも良い競馬をしていますし、小回りの1800でも良い競馬が出来るかと思っています。ここで距離に上手く対応できれば、これからもう少し延ばしていっても良いかと思っています。ハンデは少し見込まれた感じがしますね。開幕週の馬場なのであまり後ろからでも厳しいですし、かと言ってある程度ポジションを取りにいくとニュージーランドTのときのような脚が使えなくなりますからね。その辺りはジョッキーとも相談して考えていきます」

ストーミーシー

坂路で好気配を見せるストーミーシー(奥)