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ゼーヴィントで鮮やか重賞V!快進撃続く戸崎圭太「後半ももっと勝ちたい」
2016/7/3(日)
●7月3日(日) 2回福島2日目11R 第65回ラジオNIKKEI賞(G3)(芝1800m)最終的には単勝1番人気の支持を集めたゼーヴィントだったが、好枠、軽量を活かし快勝!キャリア6戦目で重賞初制覇を飾った。
ゼーヴィント(牡3、美浦・木村厩舎)と2度目のコンビを組んだ鞍上だが、「週刊!戸崎圭太」でも語っていたように、きょうはゲートに課題を置いていた。フルゲートの最内枠を考えれば、スタート次第で明暗を分けてしまう可能性もあったことだろう。しかし、無事に好スタートを決めると道中は7~8番手をキープ。入れ替わりのあった先行争いを尻目にラチ沿いで脚を溜めると、勝負どころを楽な手応えで進出。直線を向き、スペースが出来ると、前を行く馬をアッサリと交わし去った。
「最内枠なので、内で我慢して乗ろうと思っていました。ゲートに課題のある馬ですが、今日は(ゲートの中でも)大人しくて良いスタートを切れたので、上手くリズムを掴めましたね。手応えも十分でしたし、隙間を縫う感じで上手に走ってくれました。以前に乗せてもらったときに素質を感じていましたし、ハンデも恵まれていたので、勝たないといけないと思っていました」とジョッキーは安堵の表情を浮かべた。
そして、早くも鞍上は年間99勝目と節目のVまでマジック1と迫った。昨年(JRA130勝)、一昨年(146勝)と2年連続リーディングを手にしているが、これまでを遥かに上回るハイペースで勝ち星を量産している。「今まで以上に良い馬に乗せていただいていますし、まだまだミスもあります。もっと上手くなって、後半ももっと勝ちたいです。G1も勝ちたいですから」と言葉を選びつつも、飽くなき向上心を覗かせた。
戸崎騎手がラジオNIKKEI賞を制したのは、大井競馬在籍時の2012年以来のこと。奇しくも同じディープインパクト産駒での勝利だったが、当人を取り巻く環境はガラっと変わったことだろう。「きょうは自分自身もチャンスだと思っていましたし、勝てて良かったです。馬が力を付けていますし、これからも楽しみです」と談話を締めくくったが、常に謙虚な姿勢は、JRAで確たる実績を残した今も変わらない。後半戦、夏競馬を迎えたばかりの競馬界だが、リーディングジョッキーの快進撃は続きそうだ。
真夏にピッタリ?小島よしおさんがプレゼンターを務めた
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