リッカルドが早め先頭に立つと後続の猛追を振り切りV!…安達太良S

リッカルド


7月16日(土)、2回福島5日目11Rで安達太良S(ダ1700m)が行なわれ、戸崎圭太騎手騎乗の1番人気・リッカルド(セ5、美浦・黒岩厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:45.3(良)。

2着にはハナ差で13番人気・コアレスキング(牡6、美浦・尾形充厩舎)、3着には1半馬身差で4番人気・ディアドムス(牡4、美浦・高橋裕厩舎)が続いて入線した。

レースはほぼ揃ってスタート。中でも抜群の好スタートを決めたパワーポケットがそのままハナを切り、その後ろに人気のリッカルド、差がなくタガノビリーヴィンやディアドムスなどが続き、その後方もややまとまった隊列となってレースは進んだ。
3コーナーを回りピッチが上がると、中団に位置していた馬たちも進出を開始。好位追走していたリッカルドが楽な手応えで先頭に立ち、そのまま独走かに思われたが、馬群の内を突いてコアレスキングが猛追。最後はリッカルドが辛くも逃げ切り、惜敗続きにピリオド。3着には最後に外から脚を伸ばしたディアドムスが入線した。

勝ったリッカルドはデビューからダートを使い続け、今日の勝利で5-7-5-6と複勝率70%以上と堅実な走りを見せてきた。バスタータイプ(マーチS2着)やバンズーム(名古屋大賞典2着)など、これまで接戦を繰り広げてきた馬たちは後にOPクラスで活躍している。叔父があのスマートファルコンと血統もピカイチ。これまでの実績は勿論、安定して先行できる脚質も大きな武器だ。今後もダートでのさらなる活躍に期待がかかる。
馬主は岡田牧雄氏、生産者は新ひだか町の岡田スタツド。馬名の意味由来は「力強い支配者を意味するイタリアの男性名」。

1着 リッカルド(戸崎圭騎手)
「レースセンスのある馬ですからね。これまでのレースからワンパンチ足りない感じがあると思っていましたし、今日もそういう感じでしたが、手応えが良かったので強気に乗りました。最後はよく凌いでくれました。強かったですね。以前に乗ったときよりも、馬が良くなっていました」

2着 コアレスキング(大野騎手)
「もうちょっとでしたね。最後も脚を使っていますし、溜める競馬は合っていると思います」

3着 ディアドムス(田辺騎手)
「行き過ぎずに人気馬を見ながら運びましたが、思ったよりペースが流れず上がりの競馬になってしまったことが痛かったです。それでも、だいぶ復調してきているのではないかと思います」

4着 イントロダクション(鈴木伸調教師)
「終いは良い脚を使っていますし、この馬の競馬は出来ています。このコース条件でも問題ありませんね」

5着 パワーポケット(蛯名騎手)
「ペースを落として、これ以上ない形の競馬は出来たんですけどね。雨で軽い馬場になったときはこの形でも良いかもしれませんが、今日のような乾いた馬場のときは今後のことも考えて溜める競馬を試しても良さそうですね」

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リッカルド
(セ5、美浦・黒岩厩舎)
父:フサイチリシャール
母:キョウエイハツラツ
母父:オペラハウス
通算成績:23戦5勝


リッカルド


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