【POG】ペイドメルヴェイユが大外を一気に差し切ってV!…福島新馬

ペイドメルヴェイユ

7月23日(土)、2回福島7日目5Rで2歳新馬(芝1800m)が行なわれ、杉原誠人騎手騎乗の5番人気・ペイドメルヴェイユ(牝2、美浦・藤沢和厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:53.2(良)。

2着にはハナ差で2番人気・アンネリース(牝2、美浦・尾関厩舎)、3着には半馬身差で9番人気・ダーナ(牝2、美浦・和田雄厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたエイプリルミスト(牝2、美浦・手塚厩舎)は5着に敗れた。

ノアキャッスルが押して先手をうかがうが、同じ赤い帽子のダーナが内から主導権を握ってハナに立つ。ノアキャッスル、アルゴロオジエ、ニシノヒスイが先団を形成し、アンネリースはそれらを見る形でジッとインに構える。人気のエイプリルミストはアンネリースの直後を追走。エスポワールママン1頭少し置かれる形で後方の各馬も4コーナーでは差を詰めてくる。
直線を向くと逃げるダーナにニシノヒスイが詰め寄ろうとするが、直線半ばで脚が鈍る。代わって最内からアンネリース、大外からペイドメルヴェイユが一気に脚を伸ばして3頭の争いとなり、ゴール前は後ろから脚を伸ばした2頭が並んでゴール。アンネリースをハナ差抑えたペイドメルヴェイユが嬉しい新馬勝ちを果たした。

勝ったペイドメルヴェイユは、先に行われた中京の新馬戦を勝ったヴゼットジョリーと同じローエングリン産駒で、この世代2頭目の勝ち上がり。おじにはヴィクトワールピサ、アサクサデンエン、スウィフトカレントといった活躍馬がいる。
馬主は吉田照哉氏、生産者は千歳市の社台ファーム。馬名の意味由来は「不思議の国(仏)」。

1着 ペイドメルヴェイユ(杉原騎手)
「ゲートに課題がありましたが、今日は普通に出てくれました。道中は余裕を持って追走できましたし、最後はキッチリ捕らえてくれました。この馬のセールスポイントは、操縦性の良さですね。まだビシビシ追っていませんし、これから伸びシロもありますよ」

2着 アンネリース(柴田大騎手)
「攻め馬では気持ちが入っていましたが、今日は初めての競馬で気持ちが入っていませんでした。スピードに乗るまで時間がかかりますし、外に出す余裕がありませんでしたが、内からよく伸びてくれました。使って良くなると思います」

3着 ダーナ(石橋脩騎手)
「稽古のときからガンと行きそうな感じがあったのでハミを取らないようにさせましたが、それでもハナに行きそうになるくらいでした。最後に止まってしまったのは、勝負どころで馬場の悪いところを通った分だと思います。よく頑張っていると思いますし、これからもっと体が大きくなってくれば更に良いと思います」

4着 サッチン(田辺騎手)
「ちょっとヒルむところを見せましたが、この馬なりによく頑張っていると思います」

5着 エイプリルミスト(戸崎圭騎手)
「トビが大きくて小脚を使えないので、スタートはああいう感じになりました。芝は合っていますね。もう少し距離があった方が良さそうです」

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ペイドメルヴェイユ
(牝2、美浦・藤沢和厩舎)
父:ローエングリン
母:ミスティックリバー
母父:サンデーサイレンス

ペイドメルヴェイユ

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ペイドメルヴェイユ

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