1/30(土)の東京競馬場

トピックス

●メインの東京新聞杯はレッドスパーダが快勝!

今週から東京開催がスタート。
初日のメインレース東京新聞杯(G3)は、横山典弘騎手騎乗のレッドスパーダ(牡4、美浦・藤沢和厩舎)が1.32.1のタイムで快勝した。

レース後、横山典騎手は「今日は今までで一番良い走りでした。攻め馬はいつも素晴らしい動きをする馬ですが、初めて攻め馬通りの走りをしてくれました。スタートがズバ抜けて速い馬で、今日は下も綺麗な馬場だったので無理に下げる事もないと思いました。今までは抜け出すとイヤがるような格好をしたり、モタモタする事がありましたが、そういう事もなく今日は素晴らしい走りでした。まだ若いし、これからが楽しみ」と、レースを振り返った。

同馬を管理する藤沢和雄調教師も「厩舎から久しぶりにマイルで強い馬が出てきてくれた」と顔をほころばせた。
父タイキシャトルも藤沢和師が管理した名マイラー。
「タイキシャトルは力むところがありましたが、この馬はそういう事はありません。ハンドルもきくし、乗りやすいと思います。この後は体調を見ながら予定を考えたいと思います」
海外を含みG1・5勝をあげた父に続く活躍が期待される。

●戦線復帰の三浦皇成騎手が1日2勝。

騎乗停止明けの三浦皇成騎手が、第2レース3歳未勝利戦でノボクン(牡3、美浦・天間厩舎)に騎乗し、今年の初勝利をあげた。

レース後、三浦騎手は「返し馬から雰囲気が良かったです。ゲートもロス無く出られて、道中じっくり構えて乗れました。まだ力が付ききっていない中で勝てたので、まだ伸びしろもあると思います」とコメントし、パートナーを称えた。

第8レースでは、マイネルエルドラド(牡4、美浦・岩戸厩舎)に騎乗し、ザドライブの猛追を凌ぎ切り
「前に乗った事があるので、脚の使いどころも分かっていました。小細工をするよりは馬の力を信じて乗ろうと思ってレースをしました。馬も良くなっていますね」と、笑顔でレースを振り返った。

●ベテラン勢の活躍目立つ。田中勝春騎手が3勝、横山典弘騎手、蛯名正義騎手も2勝!

田中勝春騎手は第1レース、第7レース、第10レースで勝ち星をあげた。
各レースの勝ち馬に関するコメントは下記の通り。

第1レース・セイウンエンドラン(牝3、美浦・小西厩舎)
「燃えるところのある馬ですね。まだこれから良くなってくるでしょう」。

第7レース・ブレイクチャンス(牡3、美浦・手塚厩舎)
「強かったですね。前走は逃げましたけど、今日は上手い具合、前へ行かなかったので、番手で良いかなと思って競馬をしました。ダートの方が合いそうですね」。

第10レース・クイックリープ(牡5、栗東・柴田光厩舎)
「出たなりで競馬をしました。東京の方が走りやすいんでしょうね、岩田騎手の馬が来た時も手応えは十分でした。よく頑張ってくれました」

蛯名正義騎手は第6レース、第12レースで勝ち星をあげた。
各レースの勝ち馬に関するコメントは下記の通り。

第6レース・アルメーリヒ(牝3、栗東・藤岡健厩舎)
「このくらいの長い距離が良かったんでしょうね。追走も楽でしたし、4コーナーでも楽でした。まだ緩いところもあるので、これからの馬です」

第12レース・シーダーラック(牡4、美浦・高木厩舎)
「ゲートが悪いと聞いていましたが、スタートは速かったです。今日はそれに尽きますね。外枠を引いたのが良かったんでしょう。前をかわいがる余裕もありましたし、強かったですね」

横山典弘騎手は東京新聞杯の他に、第3レースでカロルバンダム(牡3、美浦・国枝厩舎)に騎乗し勝ち星をあげた。

勝ち馬カロルバンダムを管理する国枝栄調教師
「とりあえず勝てて良かったです。まだトモがフラついているというか、緩いところがあってスッと行けない。その辺りが課題ですね。自分からスイスイ行けるタイプでも無いので、現状はダート中心で行こうと思います」とコメント。
未勝利脱出に笑顔を見せた。

また、同じくベテランの藤田伸二騎手も見事な手綱捌きで、ヒシラグジャリー(牡3、栗東・河内厩舎)を新馬勝ちに導いた。
レース後、藤田騎手は「今日は追って味のある良い競馬でした。追って良いと聞いていたので、スタートは良かったけど控えていきました。直線で前が開いたあとの伸びも良かったです」とコメント。
今後の活躍が期待される。

●ルメール騎手も1日4連対で存在感をアピール。

ルメール騎手は9鞍に騎乗し1勝、2着3回の成績を残し、存在感を示した。

シャインモーメント(牡5、栗東・飯田雄厩舎)に騎乗して勝利をおさめた第9レースに関しては
「スタートも良く、スピードに乗って良いところにつけられました。ズブいと聞いていましたが、直線でゴーサインを出すと反応良くハミを取ってグッグッと伸びてくれました。距離的にはこのくらいの1600から1800くらいが合っていると思います」とコメント。

また、第6レースで2着に終わったユウガナル(牡3、美浦・手塚厩舎)に関しては
「道中は内にモタれていましたが、久々の為でしょう。次走では直ってくると思います。休養明けでも直線頑張ってくれました」と、今後の変わり身に手応えを感じた様子。
同馬の次走に注目したい。