【札幌記念】ヌーヴォレコルト 代打Vに手応え「馬格もどっしりしていた」

ヌーヴォレコルト

17日、札幌記念(G2)の追い切りが札幌競馬場にて行われた。

前走、香港・クリーンエリザベス2世C6着のヌーヴォレコルト(牝5、美浦・斎藤誠厩舎)は、14日に続いて今回コンビを組む吉田隼人騎手を背に芝コースでの追い切り。古馬1000万のブラックブリーズを0.9秒追走し、するすると差を詰めると、直線で一気に突き放す瞬発力で0.6秒先着。5F68.0-52.8-37.9-11.9秒で駆け抜けた。

レースでは2歳暮れのこうやまき賞1着以来の騎乗。「終いだけ反応見る程度でしたが、いい動きでした。2歳の時からもしっかりしていましたし、能力は高いなと思っていたのですが、精神面でもだいぶ大人になって馬格もどっしりしていましたね」と鞍上もパートナーの成長に確かな手応えを掴んでいる様子。

今回は騎乗停止中の武豊騎手に代わるピンチヒッターとなるが「凄く光栄で代役として秋にいい競馬が出来るように繋げることだけですね。競馬が上手な馬なので、型にはめるという感じでは思っていません。枠を見て先生が『こういう競馬をしてくれ』という指示どおりに乗れれば。今後に繋がる競馬という面でいろいろ先生と話をしたいと思います」と力強くコメントした。

昨年の年度代表馬モーリスほか、牡馬の強豪が揃う一戦も、昨年の中山記念では牡馬を一蹴。暮れの香港Cではエイシンヒカリに続く2着に入るなど、国内外で着実にキャリアを積み重ねてきた。距離経験という意味ではモーリスよりも分があるとの見方も出来、中山記念以来となる勝利へ期待も膨らむばかりだ。

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