【黒潮盃】道営出身ミスミランダーが1番人気に応えて逃げ切り勝ち!

ミスミランダー

8月17日(水)、大井競馬場で行われた南関東重賞・第50回黒潮盃競走(S2)(3歳 別定 1着賞金:1800万円 ダート1800m)は森泰斗騎手騎乗の1番人気・ミスミランダー(牝3、船橋・佐藤賢厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:55:0(重)。

2着は1馬身1/4馬身差で3番人気・カツゲキキトキト(牡3、愛知・錦見勇厩舎)、3着は3/4馬身差でマテリアメデイカ(牝3、船橋・矢野義厩舎)が入った。

好スタートから果敢にハナを切っていったのは人気のミスミランダー。1馬身ほどのリードを保っての逃げ。2番手にクラトイトイトイ、直後にジャストフォファン。カツゲキキトキトも好位のインをキープ。人気の一角スティールキングは中団で砂を被る苦しい展開に。やや縦長の展開でレースは4コーナーから直線へ。
先頭のミスミランダーは直線に向いても手応え十分。残り300m地点で満を持して追い出されると、後続との差が2馬身、3馬身と開き、残り200mで完全に突き抜ける。2番手に上がったカツゲキキトキトも懸命に前を追うが、先に抜けだしたミスミランダーには及ばず、スピードの違いを見せつける逃げ切りでミスミランダーが待望の重賞初制覇を飾った。

勝ったミスミランダーは、2歳5月に門別競馬場でデビュー、2戦目で初勝利を挙げる。フルールカップ2着などJRA認定戦でも好走し、11月には笠松のラブミーチャン記念を勝利する。その後、笠松の尾島徹厩舎に転厩。東京2歳優駿牝馬で3着と好走し、現在の船橋・佐藤賢厩舎へ。2走前の関東オークスでは地方馬最先着の2着に入り、前走のスタールビー賞では古馬相手に4馬身差の圧勝を飾っていて、同世代相手の今回は力の違いを見せつけた。

馬主、生産者は新生ファーム、馬名の意味由来は「敬称+女性の名より」。

【森泰斗騎手のコメント】
「折り合いもついていましたし、他の馬に絡まれるのだけを心配していました。直線では追えば伸びるな、という手応えでしたね。これまでこの馬には3戦、乗せて頂きましたが、乗る度に力強く変身してきている感じがあります。これから更に強くなっていくと思いますし、交流重賞で中央馬を倒せるようになってほしいですね。2016年の下半期、自分自身の勝ち鞍、重賞タイトルを増やしていけるように頑張ります。ありがとうございました」

ミスミランダー
(牝3、船橋・佐藤賢厩舎)
父:アッミラーレ
母:ミスプロ
母父:アフリート
通算成績:16戦5勝
重賞勝利:
16年黒潮盃競走(S2)

ミスミランダー

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