【POG】ヴァナヘイムら日曜小倉5Rトレセン直送トーク

●8月28日(日) 2回小倉10日目5R 2歳新馬(芝1800m)

キングカメハメハ産駒のヴァナヘイム(牡2、栗東・角居厩舎)は、3連勝でマーメイドSを勝ったグルヴェイグの初仔。祖母はエアグルーヴで、昨年の2冠馬ドゥラメンテに近い血統背景を持っている。

動きも非凡なものがあるようで、前川調教助手は「乗りやすいし、コントロールがきく。競馬センスを感じますね。今週も他の2頭をリードする形でも物見しなかった。もちろん、血統的にも期待しています」とキッパリ。地元・小倉出身の浜中俊騎手を鞍上に迎えてのデビュー戦となる。

新種牡馬ディープブリランテ産駒のディランフィールド(牡2、栗東・森厩舎)は、祖母に名牝シンコウラブリイがいる良血で、14年のセレクトセールにて3996万円で落札。この厩舎らしく坂路で速い時計を連発し、仕上がりの良さが光る。

清永調教助手は「馬っけのきついところがありましたが、追い切るごとに走る方に集中できるようになってきました。坂路で50秒台、51秒台と時計も出ていますしね。落ち着きが鍵ですね」と気性面を課題に挙げるも、攻め通りなら上位争いが期待できそうだ。鞍上はD.バルジュー騎手

タニノギムレット産駒カンナ(牝2、栗東・清水久厩舎)も、祖母にサファイアS、函館記念を勝ち、エリザベス女王杯で2着に入ったブライトサンディーを持つ良血だが、こちらは昨年の北海道オータムセールで付いた価格が280.8万円。実戦でその評価を覆したいところ。

押田調教助手は「まだ自分からというよりはうながしながらってところはあるけど、乗り味はいいし、調教ではいつも相手を手応えで圧倒していますからね。攻め通りなら動けても不思議ないですよ」と一発を匂わせるコメント。幸英明騎手の手綱捌きにも注目だ。

アスタークライ(牡2、栗東・湯窪厩舎)は、先週2歳世代が2頭勝ち上がったハーツクライ産駒で、昨年の北海道セレクションセールにて1404万円で落札。近親に重賞4勝のダイヤモンドビコー、現役のオープン馬マキャヴィティがいる。

国分優作騎手を背にしたここ2週の坂路でともに先着。湯窪調教助手は「最初の頃はコースで動いても坂路で動けなかったけど、今週は坂路で古馬に先着したからね。」大分、しっかりしてきた。あとは実戦での集中力かな」と本番での激走に期待を寄せる。