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【札幌2歳S】川崎のトラストが逃げ切る!13年ぶり地方馬がV!
2016/9/3(土)
9月3日(土)、2回札幌5日目11Rで第51回札幌2歳S(G3)(芝1800m)が行なわれ、柴田大知騎手騎乗の5番人気・トラスト(牡2、川崎・河津裕厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:49.9(良)。
2着には2馬身半差で10番人気・ブラックオニキス(牝2、美浦・加藤和厩舎)、3着にはクビ差で7番人気・アドマイヤウイナー(牡2、栗東・須貝尚厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたタガノアシュラ(牡2、栗東・五十嵐厩舎)は8着に敗れた。
好スタートを切ったのはトラストで、そのまま押してハナを切る。アンノートル、ジャコマルが直後を追走。アドマイヤウイナーが中団に控え、コリエドールがその1馬身後ろ。1番人気のタガノアシュラはさらにその後ろのポジションで、人気の一角インヴィクタも後ろから3頭目と人気上位勢は後方から競馬を進める形。先頭のトラストは軽快な逃げをうち、1馬身半ほどのリードを保って直線へ。
逃げるトラストが後続を引き離し、リードが2馬身、3馬身と広がる。中団後方で構えていた各馬に伸びがない。外からアドマイヤウイナー、間を通ってブラックオニキスがジワジワ追い込んでくる。しかし、トラストは止まらない。追いすがる各馬を尻目にそのまま2馬身半の差を付けて逃げ切り、鞍上・柴田大知騎手からはガッツポーズが飛び出した。
勝ったトラストは中央初挑戦となった前走のクローバー賞では2着と敗れていたが、今回はレース序盤からハナに立つ積極策で見事に重賞タイトルを手中に収めた。札幌2歳Sで地方所属馬が勝利したのは03年モエレエスポワール以来13年ぶり3頭目。オーナーの岡田繁幸氏の悲願とも云える地方所属馬のクラシック制覇に近づく大きな勝利となった。
生産者は新冠の中本牧場。馬名の意味由来は「信頼」。
- トラスト
- (牡2、川崎・河津裕厩舎)
- 父:スクリーンヒーロー
- 母:グローリサンディ
- 母父:エイシンサンディ
- 通算成績:4戦3勝
- (うちJRA通算:2戦1勝)
- 重賞勝ち鞍:16年札幌2歳S(G3)
河津裕昭調教師はプレイアンドリアルの京成杯以来のJRA重賞2勝目
※こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。
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