フジノウェーブが貫録見せる/’10ウインタースプリント【南関東】

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10年2月2日(火)、大井競馬場で’10ウインタースプリント(準重賞)(4歳上、別定、ダート1200m)が行なわれ、戸崎圭太騎手騎乗の1番人気・フジノウェーブが優勝。勝ちタイムは1:11:2(不良)。

2着には1.1/4馬身差で3番人気・スーパーヴィグラス(牡4、大井・阪本一厩舎、張田京騎手)、3着には8番人気・シアトルバローズ(牡7、大井・太田進厩舎、山崎誠騎手)が続いて入線した。

レースは、大方の予想通り、スリーセブンスピン・サミンバリオス・スーパーヴィグラスらの熾烈な先行争いとなったが、フジノウェーブも3コーナー過ぎには、手応えよく、4番手に進出。
直線に入っても、スーパーヴィグラスも軽量を活かして、最後までしぶく粘ったものの、フジノウェーブが能力の違いをみせつけるかのように、楽な手応えで突き抜けゴールした。

勝ったフジノウェーブは、半兄に06年JRAの富士Sを制したキネティクスがいる血統。04年9月に笠松の柴田高志厩舎からデビューすると、翌年に南関東に移籍。05年に3連勝。
06年から07年にかけて、10連勝を挙げて頭角を現すと、07年秋のJBCスプリントでは、7番人気ながらJRA勢を相手に快勝。その後も、交流重賞の東京盃を制するなど、地方競馬を代表するスプリンターとして、高い実績を残している。
馬主は大志総合企画(株)。生産者は浦河の笹島政信氏。馬名の意味由来は「冠名+波」。

【戸崎圭太騎手のコメント】
「(格の違いをみせつけるような)今日はこうゆう競馬ができて嬉しいです。どこからでも競馬ができる馬なので、折り合いだけで、馬の邪魔をしないように心がけました。前回、1000m(戦)で気合いをつけてるんで、ハミとりが凄くよくて、乗っていて気持ちがよかったです。
JBCを勝っている馬ですし、復活して欲しいと思いますし、今日はいい競馬ができたと思うので、今後も楽しみです。
(翌日の金盃について)一頭、強い馬(セレン)がいるので、負かせるように頑張ります。」

フジノウェーブ
(牡8、大井・高橋三厩舎)
父:ブラックタイアフェアー
母:インキュラブルロマンティック
母父:Stop the Music
半兄:キネティクス
通算成績:42戦19勝
(うちJRA通算5戦0勝)