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【POG】人気薄トミケンカリムが3角先頭から押し切ってデビュー勝ち!
2016/9/11(日)
9月11日(日)、4回中山2日目6Rで2歳新馬(ダ1800m)が行なわれ、大野拓弥騎手騎乗の11番人気・トミケンカリム(牡2、美浦・武井厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:58.2(稍重)。
2着には2馬身差で3番人気・トゥザキングダム(牡2、美浦・田島俊厩舎)、3着には3/4馬身差で2番人気・シルヴァーメテオ(牡2、美浦・畠山吉厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたバトルサンバ(牡2、美浦・尾形和厩舎)は6着に敗れた。
バラついたスタートから勝ち馬はスッと行き脚ついて2番手へ。ハナを切っていったエリーミニスターの直後につけ、3コーナーで早くも交わして先頭に立つ。直線に向いたところでやや外に膨れるような格好になるが、立て直して追い出されると、二の脚を使って後続を引き離す。残り100mで3馬身差のセーフティリード。最後は外から追い込んできたトゥザキングダムに2馬身差を付けて押し切った。
勝ったトミケンカリムは15年北海道サマーセールにて464万円で落札。父、サマーバードは現役時代に米国でベルモントSなどを勝利し、種牡馬入り。12年11月に日本に輸入され、初年度となる13年は127頭に種付けされるなどの人気を集めたが、日本での産駒の走りを見ること無く、わずか1年のみの供用で他界。これまでにこの馬を含めて3頭が勝ち上がっており、早世した父の名を高めるような走りを見せてくれている。
馬主は冨樫賢二氏、生産者は浦河町の信岡牧場。馬名の意味由来は「冠名+寛大な(スワヒリ語)」。
1着 トミケンカリム(大野騎手)
「たっぷり乗り込んできたと聞いていました。それが実戦につながりましたね。上がりがかかり、渋太さを生かせました。まだ背腰がしっかりしていない現状ですし、これからの上積みは大きいですよ」
2着 トゥザキングダム(戸崎騎手)
「苦しい位置から、よく脚を伸ばしています。使って良くなるでしょう」
3着 シルヴァーメテオ(藤田菜騎手)
「出遅れてしまいました。ずっと脚を使い、最後に苦しくなりましたね。使っていけば、良くなると思います」
4着 クリシュナ(嘉藤騎手)
「まだ良化途上なのに、いい走りができました。伸びしろは大きいですよ」
5着 サイモンガオ(勝浦騎手)
「まだ幼い。促さないと進んでいかなくて。でも、終いもがんばっているし、これから良くなる」
- トミケンカリム
- (牡2、美浦・武井厩舎)
- 父:サマーバード
- 母:ペイドリン
- 母父:Pulpit
※こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。
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