【レディスプレリュード】格上挑戦タマノブリュネットが差し切り!女王ホワイトフーガ降す

タマノブリュネット

9月19日(祝・月)、大井競馬場で交流重賞・第13回 レディスプレリュード(Jpn2)(3歳上牝 別定 1着賞金3100万円 ダート1800m)は、田辺裕信騎手騎乗の4番人気・タマノブリュネット(牝4、美浦・高柳厩舎)が勝利。勝ちタイムは1.54.7(重)。

2着には1馬身半差で9番人気・トーコーヴィーナス(牝4、兵庫・吉行龍厩舎)、1番人気・ホワイトフーガ(牝4、美浦・高木厩舎)が同着で続いた。

スタートから先手を主張していったのは伏兵トーコーヴィーナス。続いてブルーチッパー、ララベルなど地方勢が続き、ホワイトフーガは好位をキープ。サンソヴールもその後方に待機した。そして、タマノブリュネットは先頭集団の後方に。 3角から先行勢の手が動く中、タマノブリュネットも進出。ホワイトフーガも楽な手応えで前を射程圏に入れて直線へ。しかし、直線でタマノブリュネットの末脚弾け、外から突き抜けた。2着には逃げた兵庫のトーコーヴィーナスが粘り込み、敗れはしたものの、中央の強豪相手に一矢報いたほか、掲示板も3頭の地方勢が食い込んだ。

勝ったタマノブリュネットは準オープンの身で格上挑戦だったが、3歳時にレパードSで3着、今年のTCK女王盃でも3着の実績の持ち主。前走、約1年ぶりの勝ち星を挙げて、勢いに乗って2連勝。JBCレディスクラシックの前哨戦で強豪を破り、牝馬戦線で一躍、名乗りを挙げた。馬主は玉腰勇吉氏、生産者は浦河町の三嶋牧場。馬名の意味由来は「冠名+濃い栗毛(仏)」。

1着 タマノブリュネット(田辺騎手)
「調教も含めると、何度も乗せていただいている馬。牝馬にしてはドッシリして気分の上がり下がりの少ない馬で、今日もドシッとしていましたね。馬群の中でも怯まない精神力の持ち主です。もともと先行していけるタイプではなくて、周りのゲート次第、出方でレースは決めようと思っていましたが、自分なりにスムーズに運べました。一時期、結果がついてこない時期もありましたが、ここ最近、復調の兆しを感じていましたね。

1000万下を勝ったばかりではありましたが、力を出してくれたと思います。(JBCについては)あぁ、考えていなかったです(笑)。楽しみになりましたね。今日勝てたことは胸を張っていい結果だったと思います。この後もドンドン勝っていけるといいですね」

2着同着 トーコーヴィーナス(大山真騎手)
「勝った馬には交わされてしまいましたが、最後までしぶとく粘ってくれました。僕はいい時に乗せてもらっていると思いますが、厳しいローテーションの中でも頑張ってくれましたね」

2着同着 ホワイトフーガ(蛯名騎手)
「間隔も開いていましたが、今日は折り合いも上手くついていたのに、前に比べると弾けそうで弾けなかったですね。ただ、この距離でも上手く走ってくれたことは収穫ですし、次は1F短くなるのはいいでしょうね」

4着 ララベル(真島大騎手)
「舌を出していて、手応えほど伸びきれないところがありましたね。右トモもまだ良くなる余地もありますから、1600ならごまかしが効きますが、1800だともう一つかもしれません。次は左回りですし、距離も短くなるのは絶対良いです」

6着 フォローハート(幸騎手)
「馬はいい雰囲気で走ってくれましたが、囲まれる競馬を経験していませんでしたし、目標にしていたホワイトフーガも思っていたほどスッと動いていかなかったので、展開的にはもう少し良くなる余地はあったと思います。ただ、今日は止めることなく走ってくれましたし、こういう馬場も向いていそうですね」

  • タマノブリュネット
  • (牝4、美浦・高柳厩舎)
  • 父:ディープスカイ
  • 母:カフェピノコ
  • 母父:ジェイドロバリー
  • 通算成績:16戦5勝
  • 重賞勝利:16年レディスプレリュード(Jpn2)

タマノブリュネット
タマノブリュネット
タマノブリュネット

プレゼンターを務めたタレントの大島麻衣さんと

タマノブリュネット

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