【スプリンターズS】1週前 ベルカント好時計マーク 角田師「来週サッとやれば整う状態」

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22日、スプリンターズS(G1)の1週前追い切りが栗東トレセンで行われた。

●前走キーンランドC3着からの参戦となるレッツゴードンキ(牝4、栗東・梅田智厩舎)は、岩田康誠騎手が騎乗して坂路コースへ。4F53.0－37.9－24.4－11.9秒をマーク、終いは11秒台に乗せる良い動きを披露した。

寺田調教助手は「栗東に戻った当初は疲れた感じもあったけど、もう大丈夫。それに、栗東は調教施設が整ってる。逍遥馬道に坂路。そこで乗っている効果で、北海道にいる時よりトモに張りが出てきました。追い切りも良い動き。息の入りも良かったし、順調にきていますよ」とコメント。

昨年の桜花賞を逃げ切って以来、歯がゆい競馬が続いていた同馬だが、夏、北海道の2戦をともに3着して復調気配を見せている。鞍上の岩田康誠騎手も22日の東京盃で久々の重賞勝ちを飾っており、人馬ともに復活のG1勝利に期待がかかるところだ。

●サマースプリントシリーズ連覇を達成したベルカント(牝5、栗東・角田厩舎)は助手を背に坂路での追い切り。一杯に追われて4F51.0－36.9－23.9－12.2秒を計測、古馬1000万のエリシェヴァを0.4秒追走しアタマ差遅れの内容で1週前追いを消化。

「1週前なんできょうはビシッとやる予定だった。いつも動く馬だけど、相手も併せたら走る馬を選んでやりました。これで来週はサッとやれば態勢は整います。この馬は当日でも、レースまでの過程が大事になる。今回もしっかり工夫をしてレースに臨みたいです」と角田晃一調教師。

今年の夏競馬は3戦をこなして3、1、2着の成績を残し、見事に2年連続でサマースプリントシリーズチャンピオンに輝いた。昨年のスプリンターズSは2番人気の支持を受けながらも13着と大敗。今年度で引退の話も出ているようにG1タイトル獲得のチャンスは残り少ない。悲願のG1制覇に向けて力の入る一戦だ。