【スプリンターズS】ドンキ終い11秒9反応良し 桜花賞以来の勝利をG1の舞台で

28日、スプリンターズS(G1)の追い切りが栗東トレセンで行われた。

前走、キーンランドC3着からの参戦となるレッツゴードンキ(牝4、栗東・梅田智厩舎)は、荻野琢真騎手を背に坂路に登場(レースでは岩田康誠騎手が騎乗予定)。稍重発表で水分が残る馬場状態の中、4F54.0-37.8-24.1-11.9秒をマーク。終いは馬なりながらも良い反応を見せた。

この馬を管理する梅田智之調教師は「今日は最後をサッと伸ばした程度です。荻野騎手は『コントロールも利くし、終いもまだ余裕がある』と言っていました。すぐ息も入っていたし、良い感じに仕上がったと思いますよ」と仕上がりの良さをアピール。

距離を1200mに短縮してから連続の3着。昨年の桜花賞馬が復調しつつあるが、師は「デビューしたての頃は馬がレースをわかってなかったので、1800mでもやれていましたけど、歳を重ねるに連れて気持ちがどんどん前向きになってきたので、今は1200mぐらいが良いと思います。中山コースもそんなに心配はしていないです。まだ2つしか勝ってなくて、勝ち味に遅い馬ではあるのですが、桜花賞を勝ったときが鮮やかでしたからね。頑張って欲しいです」と復活に向けて意気込みを語る。

昨年はオークス、秋華賞とクラシック路線を進んだものの、結果的に距離が長く期待を裏切る形になってしまった。一時のスランプを脱した今、3勝目をG1の舞台で挙げることができるのか、またどのようなレース運びを見せるのかに注目。穴でも侮れない存在の1頭だ。

レッツゴードンキ