1番人気ビッグアーサーまさかの12着 福永「最低の騎乗…」

ビッグアーサー

●10月2日(日) 4回中山8日目11R 第50回スプリンターズS(G1)(芝1200m)

単勝1.8倍の1番人気に支持されたビッグアーサー(牡5、栗東・藤岡健厩舎)は12着に大敗。デビュー以来、初めて掲示板を外した。

快勝を収めた前哨戦のセントウルSに続き、与えられたゲートは1枠1番。逃げるのか、それとも、控えるのか?否応なく鞍上のレース運びに焦点が集まったが、ミッキーアイル、ソルヴェイグらに前を譲り、控えて好位からの競馬を選択。4角から徐々に外目に進路を取り、抜け出そうと模索するが、そこからが誤算。行き場を失くし、万事休す。前の馬にも脚を引っ掛けてつまずき、見せ場のないまま、最後は馬群に沈んだ。

「最低の騎乗。状態はむちゃくちゃ良かったのに、上手く捌けなかった。申し訳ないです」と福永祐一騎手はぶぜんとした表情。サクラバクシンオーとの父子制覇、そして、自身の春秋制覇夢は思わぬ形で潰えた。