年間239勝の角田調教師「川島先生が目標」/NARグランプリ

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4日(木)、2009年度NARグランプリ授賞式が東京都内にて開催された。

自身の持つ地方年間最多勝利を更新する239勝を挙げ、最優秀勝利回数調教師賞を受賞した愛知の角田輝也調教師、南関東クラシック3勝やダイオライト記念などを制し、5億4840万4500円の賞金を獲得、最優秀賞金収得調教師賞を受賞した船橋の川島正行調教師、勝率3割4分8厘の好成績を残し、最優秀勝率調教師賞を受賞した愛知の川西毅調教師のコメントは以下の通り。

【最優秀勝利回数調教師賞 角田輝也調教師(愛知)】

本当に嬉しく思います。一つ一つの積み重ねの結果で、今回、このような結果を頂けたことに感謝しています。今後も、厩舎一丸となって、信頼を得られる調教師になりたいと思います。

-:自身が達成した記録を更新する、年間239勝を挙げたが

数字ということには、私共は拘ってはいませんので、一人一人の馬主様の思いに応えられるように、頑張ってきた事が表れた数字だと思っています。

-:また今年も(年間最多勝)記録を更新するのでは?

競馬の世界は勝つか負けるかの世界でやっていますが、一人一人の馬主様が納得できるような馬にしたいと思っております。

-:今年、今後の目標は

恩師である、川島正行先生が目標であります(笑)。

【最優秀賞金収得調教師賞 川島正行調教師(船橋)】

本当にうれしい賞をまたいただきました。今、角田君、川西君とも、賞の(規定が)改正されたのはいいことだなと話していたんです。数年、私がいただいていたんですけれども、やっぱり、そうゆう賞を頂く事で、トレーナーとしての意識が変わってくるんじゃないかと思います。

川西君にも『凄い数字(勝率)だね。なかなかそうゆう数字は、私もずいぶん長年挑戦してきたけれど、出ないよ。おめでとう。』という話をしていましたが、こうゆう賞で励みにやってゆかないと、地方のファンの人も離れてゆくんじゃないかと思っていました。

-:年間112勝を挙げたことについては

いいオーナーとの出会いがありまして、スタッフも一丸となって、やった結果じゃないかと思います。

-:(4歳以上最優秀馬に表彰された)フリオーソのいいところ、今後については

脚元の弱い馬なんですが、(レースの)目標を決めると、不思議と完治してくれるというか、馬の方がレースの事をわかっているんじゃないかなと思います。

-:その他の期待の馬は

若駒でもいますし、古馬でもいます。クラシックに行けるかどうか、間に合うか心配な馬もいますし、まだ内緒にしておこうと思います(笑)。

-:今年の目標は

『若いジョッキーを育ててやってよ』という声を聞くので、去年は60勝くらいを(若手に)勝たせてやりたいと目標にしてきたんですけれども、今年こそはそれくらい勝たせてあげたいかなと思います。

戸崎君もあれだけの活躍をしたので、そのあとにもう一人、育ててあげたいなと思います。そうすると、ファンの人たちも、違った眼で見てくれると思います。

【最優秀勝率調教師賞 川西毅調教師(愛知)】

私のような若輩者がこうゆう賞を頂けてびっくりしました。

-:これだけの高確率の裏にどんな努力が

特別なことはやっていないのですが、一頭あたりにかける時間を多くして、調教管理してきました。

-:勝ち星は東海地区2位だったが

(1位の角田調教師は)雲の上の存在なので・・・、少しでも近づけるように頑張ります。

-:今後の目標は

今年中に通算500勝を達成したいと思います。やはり、預けて頂いた全ての馬が走るように、全ての馬の能力が引き出せるように、故障のないようにやって、一人一人の馬主さんを大事にやってゆけるように、恩返ししたいです。