戸崎圭太騎手「地方年間400勝が目標」/NARグランプリ

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4日(木)、2009年度NARグランプリ授賞式が東京都内にて開催された。

387勝を挙げて、最優秀勝利回数騎手賞、1億1965万6200円の賞金を獲得して、最優秀賞金収得騎手賞に輝いた大井の戸崎圭太騎手、 勝率3割5分7厘の成績で、最優秀勝率騎手賞に輝いた高知の赤岡修次騎手のコメントは以下の通り。

【最優秀勝利回数騎手賞 最優秀賞金収得騎手賞 戸崎圭太騎手】

そうですね、こうゆう賞を頂けたことは、とても嬉しく思いますし、馬主さん・調教師の方々・関係者の皆様に本当に感謝したいと思います。

-:勝利数1位については

それも、馬主さん、厩舎関係者の皆さんが、本当にいい馬に乗せてもらった事が、こうゆう結果になったと思うので、心から感謝したいと思います。

-:2位と100勝以上、差がついたことには

その辺の数字は気にしていないというか、まだまだ失敗もありますし、御迷惑をおかけているレースも一杯ありますので、その点は気をつけていきたいと思います。

-:南関東4場でリーディングを獲ることに意識はあったか

前年、浦和競馬場は落としてしまいましたし、『4場でとってこそのリーディング』という意識はありました。狙っていたものではあります。

-:内田(博幸)騎手は4場でリーディングを獲得した時に、(NARグランプリの)この場で「疲れた」と言っていたが

疲れ知らずというか、まだまだ若いので頑張ります。

-:獲得賞金についての意識は

あまり、そうゆうところは意識したことはないですけれど、重賞も南関東は賞金が高いですし、沢山乗せて貰えましたので、感謝しています。

-:昨年、一番記憶に残るレースは?

1000勝を達成した羽田盃のナイキハイグレードですね。その日は998勝から始まって、意識はしていたのですが、(羽田盃の)その前のレースでリーチをかけたので、自信もありましたし、勝てて本当に良かったです。

-:今後の目標は

目標は地方では387勝を挙げましたが、自分の中では地方競馬で年間400という数字を掲げていながら、あと少し届かなかったので、今年は必ず達成したいと思います。

【最優秀勝率騎手賞 赤岡修次騎手】

今年から創設された賞なので、自分が受賞しているとは。自分は携帯でみるまで知らなかったので(笑)、ビックリしました。
携帯をみたら『アレ!?こんな賞もあるんだ』』という感じで、(自分が貰えるとは)全く思っていなかったです。賞をいただけるのは、新人の時以来なんですが。

-:昨年はどんな1年だったか

自分が思うよりも勝った印象です。まさか、こうゆう記録を残せるとは思っていなかったですね。いい馬に乗せてもらったという事もありますし、ある程度、自分の乗り方を認めて貰ったから、という事もあるかもしれませんが、素直にうれしいです。

-:勝率の35.7%という数字は

自分では意識していないですし、35.7%という数字は凄いですね。

戸崎:凄いですね・・・(笑)。

-:12月20日にパーフェクトを達成したが(7戦7勝、全て1番人気)

全部、1番人気だったことは今、知りましたが、途中、『これはダメかなぁ』というところでも勝てて、7勝目は勝てると思っていたので。

戸崎:(勝ち過ぎて)周りの人に失礼ですね(笑)。

-:他場に積極的に遠征しているが、1月3日の報知オールスターC(SⅢ)で、グランシュヴァリエで2着だった(1着は戸崎圭太騎手)

いやぁ~、ほんとあれは、(戸崎騎手は)賞金たくさん稼いでいるんで、こっちに回してほしいところだったんですが、回してくれないですね(笑)。

-:遠征して、アピールしたい点は

やっぱり、どんな馬に乗っても、他場でも活躍できるというところをみせたいですし、出る限りは、高知から来た馬で、弱いんじゃないかと思われるところもありますけれど、積極的に前に絡んでいくレースを心掛けているので、そこは印象付けられているかなぁと思います。

-:遠征の経験で、どんなことが得られるか

色んな競馬場の乗り方も、インターネットでみて、チェックしているんですが、この前も(報知オールスターC)、内をちょっと空けた自分のミスで、そこに戸崎君に突っ込まれて、差されたので・・・。

あとから(JRA時代にグランシュヴァリエに騎乗していた)横山(典弘)さんに聞いたら『抜けると、止めるクセがある』と聞いたので、自分はそこは気づいてはいなかったので、今度は、そこを修正していこうかなと思っています。

-:今年、(3日終了時点)現在、35勝で全国リーディング2位。1位は戸崎騎手という成績については

そこをトップに立つとなると、信じられない数字(勝率)になりますから(笑)。

-:今年の目標は

勝率とか勝ち鞍は、いい馬に乗せて貰っているという大いにあると思うので、やっぱり、重賞でも、特別戦ではなくても、取りこぼす事はあるし、まだまだ(自分の)伸びしろはあると思うので、全国の乗り役の姿勢や、乗り方を観て、まだまだ研究できるなと思っています。
戸崎君も、凄くバランスに優れているなと思いますし、いっぱい観させてもらってます。

-:戸崎騎手からみた赤岡騎手のいいところは

戸崎:たくさんあり過ぎて、いい切れないんですが、南関東に乗りに来た時はパワーに溢れて、綺麗なレースをするところが印象的で、その辺は見習いたいと思ってます。