【POG】インコースからパルティトゥーラが鮮やかに抜け出して快勝!…東京新馬

パルティトゥーラ

10月29日(土)、4回東京8日目5Rで2歳新馬(芝1600m)が行なわれ、C.ルメール騎手騎乗の2番人気・パルティトゥーラ(牝2、美浦・和田郎厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:39.1(稍重)。

2着には1馬身半差で1番人気・ニシノスマッシュ(牡2、美浦・田村厩舎)、3着には2馬身差で3番人気・プレシャスブルー(牡2、美浦・相沢厩舎)が続いて入線した。

バッケンシェールが立ち遅れ、その他の各馬もバラバラとしたスタート。人気のニシノスマッシュが先手を奪い、後続を引きつけた逃げを打つ。パルティトゥーラは好位集団の直後を追走、ベストダンスは中団のインで脚を溜める。 直線に向いて、坂下でニシノスマッシュが追い出しに入る。外からキャサリンルーラー、空いた内からパルティトゥーラが良い脚色で差を詰める。残り100mでパルティトゥーラが前を交わして先頭、最後は手綱を緩める余裕のある勝ち方を見せた。

勝ったパルティトゥーラは近親にカンパニー、トーセンジョーダンと2頭の天皇賞馬がおり、この馬も天皇賞(秋)の前日に初勝利を挙げることとなった。キャロットクラブでの募集価格は1600万円。この勝利で鞍上のC.ルメール騎手は現役で32人目となる JRA通算500勝を達成、区切りの勝利となった。本年は143勝を挙げ、リーディング2位につけている。
馬主は有限会社キャロットファーム、生産者は安平町のノーザンファーム。馬名の意味由来は「楽譜(伊)。母名より連想」。

1着 パルティトゥーラ(C・ルメール騎手)
「まだ若い馬。道中はリラックスできたけど、狭いスペースを抜け出すとき、ちょっと物見をして手前を替え、他馬にぶつかってしまった。でも、いい脚を使っている。1600m、1800mくらいが向くね」

2着 ニシノスマッシュ(田辺騎手)
「あっという間に交わされ、併せ馬の形にならなかったですね。内を見て、伸び切れなかったですよ。もう少し集中できるようになれば」

3着 プレシャスブルー(石川騎手)
「大外枠でしたし、テンには行けませんね。でも、最後はぐっと反応。実戦でいいタイプです。これから楽しみですよ」

4着 バッケンシェール(蛯名騎手)
「稽古では問題なかったのに、返し馬から気難しさを出していた。上りだけの競馬を試みたけど、修正に苦労したよ。能力はある」

5着 アグリツーリスモ(野中騎手)
「ゲートが良く、いいポジションでした。でも、スピードに乗るのに時間がかかりましたね」

7着 ベストダンス(武豊騎手)
「いい馬だよ。体が柔らかく、フットワークがいい。距離はもっとあっていいね」

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  • パルティトゥーラ
  • (牝2、美浦・和田郎厩舎)
  • 父:マンハッタンカフェ
  • 母:フォルテピアノ
  • 母父:フレンチデピュティ
パルティトゥーラ
パルティトゥーラ

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