【メルボルンC】激しい叩き合いを制しアルマンダンがG1初勝利!カレンミロティックは23着

メルボルンC

長い長い叩き合いを制したのは8番人気のアルマンダン!

11月1日(火)、オーストラリアのフレミントン競馬場でメルボルンC(G1)(3歳上 ハンデ 1着賞金360万豪ドル 芝3200m)が行われ、日本から今年の天皇賞(春)の2着馬カレンミロティック(セ8、栗東・平田厩舎)がT.ベリー騎手とのコンビで出走。23着に終わった。

勝ったのはK.マカヴォイ騎手の8番人気・アルマンダン(セ6、豪・R.ヒックモット厩舎)で勝ちタイム3.20.58(稍重)。 2着は日本でもお馴染みJ.モレイラ騎手騎乗の12番人気・ハートブレークシティー(セ6、愛・T.マーティン厩舎)、3着は1番人気・ハートネル(セ5、豪・J.オシェア厩舎)が続いて入線した。

揃ったスタートから、カレンミロティックも好発を決めて外から先行する。淡々としたスローペースの中、内ラチ沿いの3番手という絶好位につけたものの、4コーナーで早々と手応えが怪しくなり、ズルズルと後退。直線に向くと、真ん中を通ってハートブレークシティーが抜け出しにかかるところを、大外からアルマンダンが強襲。残り200mからはこの2頭の一騎打ちとなったが、最後はアルマンダンが内で食い下がるハートブレークシティーを下してG1初制覇を飾った。

勝ったアルマンダンは2012年にドイツでデビュー。2014年6月のバーデン企業大賞(G2)で重賞初制覇。同レースの2着は同年のメルボルンCを勝ったプロテクショニスト、3着が前年の独ダービー馬ラッキースピードというハイレベルの一戦での勝利だった。丸2年のブランクを経て、今年6月より戦いの場をオーストラリアへ移し、3戦は6、6、5着と奮わなかったが、2走前の準重賞ハリーホワイトクラシックで勝利を収めると、前走ザ・バート・カミングス(G3)も差し切って2連勝。勢いを持ってこのレースに臨んでいた。

馬主は:MR N C WILLIAMS氏他。生産国はドイツ。

払戻金は単勝(17)が1550円、馬連(13)-(17)が1万5150円、馬単(17)-(13)が2万8570円、3連複(6)-(13)-(17)が3万5160円、3連単(17)-(13)-(6)が21万9110円と波乱の結果となった。

【カレンミロティックに騎乗・T.ベリー騎手のコメント】
「道中、良い位置につけてキレイな競馬ができましたが、勝負どころで手応えがありませんでした。残念です」

【平田修調教師のコメント】
「力はある馬ですし、道中も良い競馬が出来ましたが、4角で脚がなくなってしまいました。何が敗因かはわかりませんが、初めての海外、8歳という年齢も影響したのではないかと思います。現地についてからここまで順調に来られたので、この結果は残念ではありますが、無事にレースから帰ってきてくれて良かったです」

  • アルマンダン
  • (セ6、豪・R.ヒックモット厩舎)
  • 父:Monsun
  • 母:Anatola
  • 母父:Tiger Hill
  • 通算成績:12戦5勝
  • 重賞勝利:
  • 16年メルボルンC(G1)
  • 16年ザ・バート・カミングス(G3)
  • 14年バーデン企業大賞(G2)

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カレンミロティックは直線で失速。23着に終わった

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歓声に応えてマカヴォイ騎手はガッツポーズ

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