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昨年のジャパンCを制したショウナンパンドラが電撃引退 繁殖入りへ
2016/11/2(水)
並み居るG1馬を一蹴した昨年のジャパンカップ(左)
2日、14年の秋華賞、昨年のジャパンカップを制したショウナンパンドラ(牝5、栗東・高野厩舎)が現役を引退、繁殖入りすることが発表された。
同馬は2歳12月阪神でデビュー、2戦目で難なく勝ち上がるが、エルフィンSを1番人気で2着、フラワーC、スイートピーSをともに5着と惜敗続きで、クラシックの舞台に立つことなく春シーズンを終える。
夏の新潟で500万下を勝利し、秋華賞トライアル・紫苑Sで2着に入ると、本番の秋華賞では条件馬ながら3番人気の支持を受ける。レースは道中、インコースを通ることに徹した浜中俊騎手の好騎乗もあり、1番人気のオークス馬・ヌーヴォレコルトの追撃をクビ差退けてG1初制覇を飾る。続くエリザベス女王杯は6着に敗退、翌年に向けて休養に入った。
4歳春シーズンは3戦して、宝塚記念の3着が目立つ程度であったが、秋に本格化。オールカマーを最速上がりで快勝すると、天皇賞(秋)では33秒4の末脚で前を追い詰めて僅差の4着に入線。迎えたジャパンカップは5番人気と伏兵評価ながら、最後に前を行く天皇賞馬・ラブリーデイを交わし、内から迫るラストインパクトを退けて優勝。13年ジェンティルドンナに次ぐ牝馬の勝利となった。
今年は大阪杯、ヴィクトリアマイルをともに3着と好走を続けていたが、宝塚記念に向けての調整中に左第3中手骨遠位か裂骨折が判明し、休養に入っていた。復帰に向けて治療されていたが、再びターフに姿をあらわすこと無くそのまま引退となった。今後は北海道・安平町のノーザンファームで繁殖入りする予定。
馬主は国本 哲秀氏、生産者は白老町の社台コーポレーション白老ファーム。馬名の意味は「冠名+神から全ての贈り物を与えられた女(ギリシャ語)」。
- ショウナンパンドラ
(牝5、栗東・高野厩舎) - 父:ディープインパクト
- 母:キューティゴールド
- 母父:フレンチデピュティ
- 通算成績:18戦5勝
- 重賞勝利:
- 15年ジャパンC(G1)
- 15年オールカマー(G2)
- 14年秋華賞(G1)
内ラチ沿いを突き抜けてG1初制覇となった14年秋華賞
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