【AR共和国杯】去勢後初の実戦フェイムゲーム「思うように競馬が出来るかと」

フェイムゲーム

去勢後初の実戦となるフェイムゲーム(左)

2日、アルゼンチン共和国杯(G2)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

前走、宝塚記念17着のフェイムゲーム(セ6、美浦・宗像厩舎)は、北村宏司騎手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F70.7-54.7-39.6-13.2秒をマークした。

【宗像義忠調教師のコメント】
「今回の入厩時はいつもより10キロくらい減っていたので、それを戻しながら調整を進めています。見た目には戻っているように見えますし、レースでは460キロ台で出走できるのではないかと思っています。今日はいつも通り前に馬を置いて併せ馬で追い切りましたが、時計もまずまずだったと思います。ただ去勢手術をして日にちもそれほど経っていないので、整うまでもう少し時間がかかるのではないかと思っています。ハンデもあるので強気にはなれませんが、東京の広いコースは合っていますからね。前走はハミを取るところがなくやる気が見られませんでしたが、今回は反抗しなくなって乗りやすくなっているのでジョッキーも思うように競馬が出来るかと思います」

前走、2016ワールドオールスタージョッキーズ第2戦1着のフェスティヴイェル(牡5、美浦・畠山吉厩舎)は、田中勝春騎手を背に坂路コースで追われ、4F52.1-38.6-25.3-12.4秒をマークした。

【畠山吉宏調教師のコメント】
「去年の夏場は茨城の牧場に置いてレースを使っていこうと思っていましたが、夏負けで使えませんでした。それを考えて今年は早めに北海道の育成場へ入れて調整してきましたが、それが上手くいきました。前走はジョッキーの積極策がハマッたこともありましたし、初めての洋芝も合って全てが上手くいきました。レース後は一旦北海道の牧場へ放牧に出して、ここを目標に調整を進めてきました。先週しっかりやっていますし、今日も終い併せる形で良い動きでした。今回はバリバリのオープン馬が相手ですし、ハンデ差でどこまで詰められるかですね」